見出し画像

今更ながらの自己紹介

幼い頃から自己紹介が苦手だった。

刻々と迫ってくる自分の自己紹介の番。
自分へと向けられる視線。
何を言えばいいのかわからない。
不安が消えない。

おまけに吃音症という厄介者つき

1対1での会話や大多数の人に向けて話すとなるとさらにひどくなる。
自分の言葉にプレッシャーが、重みがあるほどその状況に置かれた自分を欺くようにひどくなる。

話そうとしても声が出ない。
話そうとしても言葉が出ない。
話そうとすると、鼓動がドクンドクンと速くなるのがわかる。
感覚は好きな人に告白するときの緊張感に似ているかもしれない。


学校では、授業で当てられた時など最低限はなんとか話していた。
でもそれは普通からは程遠いものだった。

しゃべれなくなると、一部のクラスメイトから
「何で先生がいないところでは喋らないの?」
「 “かきくけこ”ってなめらかに言ってみて」
数えきれないほど言われた。

質問されても、しゃべるように言われても、何も言えなかった。
沈黙を貫いていたら次第に馬鹿にされるようになった。
「さっきの音読聞いた?全然読めてなかったよね」
「しゃべったら死ぬ。だから、普段はしゃべらない」と。
この苦しみは誰にも理解されないものだった。
ばかにされた悔しさはきっと忘れない。


高校では、吃音そして緘黙から寡黙に昇格した。
しかし、次は友達ができない孤独に直面した。


というのはここまで。


noteを始めた日から、自己紹介の記事は書かなくてもいいと思っていた。

日常のどうでもいいこと、自分が感じたことを言葉にしたいと思っていたから、
そこに自己紹介はいらないと思って、最初の1発目から記事を投稿した。

ところが気持ちが変わって今、自己紹介というテーマで記事を書いている。
こういうのは最初に投稿すべきものなのかもしれない。
でもそんなことは置いておく。

そこそこな田舎生まれ。
趣味はドラマに映画、音楽。
都道府県トップジュニアテニスプレーヤー 地方大会ベスト4
(訳ありで1年半ほど競技から離れるも最近復活)
公立小卒業→私立中卒業→公立高1年といった謎の学歴。

不登校だったこと。テニスのこと。受験のこと。将来のこと。
そして日常のどうでもいい話。
なんでも自由に書いていきます。

薄っぺらいことしか書けない。
感動するようなnoteは他の人に任せます。
自分はいつだって自分らしく、自分の言葉で、自分にしか書けないものを
書いていきます。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集