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親ガチャ失敗のリセットのやり方は2つだけ【リセマラ】
まず、最初に書いておきますが、親ガチャ失敗して絶望しているからと言って、「親ガチャのリセットのやり方は?」「親ガチャをリセマラしたい」とか言っている人は相当頭がヤバイです。
ゲームや異世界転生ラノベの世界と現実の区別がつかなくなっているのでしょうか?
転生ラノベって親ガチャとか人生の「ガチャ」が無効になる、リセットされるっていう意味でのファンタジーなのかもねえ。 https://t.co/uxfUhBMHWV
— 私家版『二層文学論 古層の実装』他 Kindleオンデマンドで販売中。 (@MiraiMangaLabo) September 28, 2021
以下記事で述べましたが、「親ガチャ」とは、自分の無能さや才能の無さを、環境や親のせいにして回避しようとする他責思考です。
「親ガチャ」は、自分の将来に深い影響を及ぼす親や家庭環境に対する愚痴や自虐として使われています。子どもは育てる親を選ぶことができず、生まれる環境も運に左右されるという意味で、まるでおもちゃやゲームのガチャを引くように、中身が分からないまま運命を受け入れるしかないと表現されています。
異世界転生が人気なのは深層心理で親ガチャ失敗をリセットしたい人が増えているからでは?
現代社会における「異世界転生」ジャンルの人気は、単なるファンタジー小説の流行を超えて、現代人の深層心理を映し出す鏡となっています。
多くの人々が、自分の人生に対する不満、挫折感、そして根本的な変化への渇望を抱えているからこそ、このようなストーリーに魅了されるのです。
僕は以前から「現実世界で成功したり無双すればいいのに、なぜわざわざ異世界に転生するのか?」という疑問がありました。
これは、親ガチャ失敗で自分の無能さや才能の無さを自覚しており、現実世界ではもう逆転するチャンスがない事をうっすら悟っているからです。
だから、ファンタジーの世界に逃げ込み「一度リセットして人生をやり直したい」「自分が主役になりたい」という深層心理に存在する願望を疑似的に満たしているのです。
しかし、僕はこれは「逃げ」「甘え」であると、声を大きくして叫びたいです。
架空の世界で人生をリセットするという幻想は、現実の問題から逃避するための危険な妄想に過ぎません。
人生には、簡単な「リセット」ボタンは存在しません。
現実の挑戦と向き合い、自分自身を成長させていくことにこそ、真の意味での人生の価値と意義があるのです。異世界転生ものが描くような、突然与えられる特別な能力や環境の変化ではなく、日々の努力と自己変革こそが、人生を本当に変える原動力となるのです。
人生のリセットを夢想することの問題点は以下のように多岐にわたります。
①現実逃避の危険性
現実から目をそらし、想像上の理想世界に逃げ込むことは、実際の問題解決を妨げます。人生の困難は、逃げることによって解決されるものではなく、直接向き合い、克服することで初めて成長できるのです。異世界への憧れは、自分の可能性を現実の中で追求する意欲を奪う可能性があります。
②自己成長の機会の喪失
失敗や困難は、決して負の経験ではありません。むしろ、最も貴重な学びの機会なのです。異世界で全てがリセットされるという幻想は、現実世界における挫折の意味を見失わせます。失敗から学び、それを糧に成長することこそが、人間としての真の価値を高める道なのです。
③自己責任と主体性の放棄
「別の世界で」という発想は、現在の自分の環境や状況に対する主体的な変革意志を弱めてしまいます。自分の人生は自分自身の選択と行動によって形作られるものであり、外部からの劇的な変化を待つのではなく、自ら行動を起こすことが重要なのです。
④現実の多様性と複雑性の軽視
異世界転生ものは、しばしば単純化された成功のストーリーを提供します。しかし、現実の人生は、はるかに複雑で、多様な挑戦に満ちています。真の成長は、単純な成功ストーリーではなく、試行錯誤を重ねながら自分自身を理解し、磨いていく過程にあるのです。
⑤精神的な依存と受動性のリスク
常に「別の世界」を夢想することは、現実の中で自分の可能性を追求する意欲を削ぐ危険があります。人生は与えられるものではなく、自ら創り上げていくものであるという認識を持つことが重要です。
では、具体的にどのようにして現実の中で自己成長を遂げることができるでしょうか。
①自己分析と目標設定
自分の強み、弱み、価値観を徹底的に分析し、明確な目標を設定することから始めましょう。漠然とした不満ではなく、具体的にどのような人生を歩みたいのかを明確にすることが重要です。
②継続的な学習と自己投資
新しいスキルを学び、知識を広げ、自分自身に投資し続けることで、新たな可能性を切り開くことができます。オンライン講座、書籍、セミナーなど、学びの機会は無限にあります。
③小さな変化からの積み重ね
劇的な変化を待つのではなく、日々の小さな改善の積み重ねが、長期的には大きな変革をもたらします。毎日少しずつでも前進する姿勢こそが、人生を変える力となるのです。
④失敗を学びの機会と捉える
失敗を恐れたり、避けたりするのではなく、失敗を成長のための重要な情報源として捉えましょう。失敗から学び、調整し、再挑戦する柔軟性が成功への鍵となります。
⑤コミュニティとのつながり
一人で全てを背負い込むのではなく、信頼できる人々とつながり、支え合うことも重要です。メンターや同志との出会いが、新たな視点や機会をもたらすことがあります。
⑥マインドフルネスと自己受容
完璧を求めるのではなく、今の自分を受け入れながら、同時に成長への意欲を持つバランスが大切です。瞑想やマインドフルネスの実践は、自己理解を深める助けとなるでしょう。
結論として、人生のリセットを夢想するのではなく、現実の中で自分自身を成長させていくことこそが、真の意味での人生の豊かさと充実感をもたらします。異世界転生ものは単なるエンターテインメントとして楽しむべきであり、現実逃避の手段としてはなりません。
あなたの人生は、あなた自身の手の中にあります。困難や挫折を恐れず、日々の小さな挑戦を積み重ねることで、いつでも新たな自分を創造することができるのです。理想の人生は、異世界ではなく、この現実の中にこそ存在しているのです。
親ガチャ失敗のリセット方法は2つしか無い【リセマラ】
このように書くと、親ガチャに失敗して嘆いている方ほど「そんなことはわかっている!正論をいうな!」と反論してきます。
本記事では、このような方のために、現実世界における現実的なリセットの仕方を解説します。
実はリアル社会において、親ガチャ失敗の人生リセマラ方法は2つしかありません。
●リセット方法①:死ぬ
●リセット方法②:諦めてリセットできたことにする
このようなリセット方法に納得できない人もいるかもしれません。厳しいことを書きますが、正論が納得できない人は、自分自身が「感情で動いている」という失敗をしていることを自覚すべきです。
正論が受け入れられない背景には、往々にして感情的な防衛メカニズムが作用しています。人間は、自分の信念や価値観を脅かす情報に対して、理性的に向き合うよりも感情的に反発する傾向があります。論理的な主張は、個人の既存の認知枠組みを揺るがすため、無意識のうちに感情的な抵抗が生まれるのです。
理性的な議論は、時に個人の自尊心や世界観を揺るがすため、感情的な防衛反応を引き起こします。「正論」は、個人の内面に潜む不安や脆弱性に触れることがあり、その結果、論理的な内容を聞く耳を持たなくなるのです。
まず、感情を完全排除し、「現実でリセットする方法は死ぬか諦めるしかない」という、極めて当たり前であり現実的で客観的な事実を受け入れることです。
親ガチャって言葉を真面目に考えてるけど、要するに
— 鈴木けんぽう(渋谷区議会議員) (@kenpo_shibuya) April 9, 2022
・初期条件能力値や装備にめっちゃ差があって
・リセットもできず
・チュートリアルがほぼ不親切で
・その状態を認識できるまでに取り返しがつかないくらいのターンが経っててすでに経験値差もでかい
って感じのゲームかしらね…
「親ガチャ失敗」を叫ぶ者は愚か者ですが、親ガチャに人生が左右されるのは完全に事実であり間違ってはいません。なぜならば、才能の多くは遺伝が作用しているためです。
〇才能や知能は遺伝の要因が大きいことがわかっている
〇努力ができるかどうか自体も遺伝が作用している
〇さらに精神疾患や発達障害で努力ができない人もいる
〇さらに、努力しても報われるとは限らないし、多くの場合は努力は無駄になる
〇それでも腐ることなく自己肯定感を維持し努力し続けなければならない
親ガチャ失敗でもう既に逆転不可能になっている人は大勢いることでしょう。このような方々が「リセットしたい」と言うのであれば、それはもう死んでリセット(というより永久シャットダウン)するしかありません。
親ガチャに失敗しても「持っているもので戦うしかない」ともがき苦しみながらも生きている方はたくさんいらっしゃいます。正直に申し上げますが、安易に「親ガチャ失敗!辛い!」とか言う方々は、このような苦しみながら生きている方々にとって目障りであり迷惑です。
ネガティブな人間は存在するだけで害悪になりうるのです。
本人も生きていて辛いでしょうし、社会にとっても迷惑になりますので、僕は安楽死の合法化も積極的に考えるべきと考えます。
重病患者や障碍者に限らず、僕はもっと手軽に自分の自由意思と自由選択で安楽死できる時代になって欲しいと思います。例えば、コンビニで楽に死ねる薬が1000円くらいで買えて、カラオケやボーリングに行く感覚で天国に行けてしまうような社会です。
もう1つのリセット手段は、諦めてリセットできたことにすることです。
良くも悪くも親ガチャはやり直せないけども、自分の中でリセットすることはできるし、親世代の呪いや祟りを受け継がないのが、親や祖先への孝行でもあると思う。
— おはるさん (@opalsan) September 2, 2022
リセットするものは人生ではなく、あなたの考え方です。
つまり、他人と比較したり成功者に嫉妬する幼稚な心をリセットし、「親ガチャはリセットできないから仕方ない。持っているカードで戦うしかない」という考え方に切り替えることです。
あなたは、生まれや育ちを選べません。遺伝子も自分で選択できません。与えられた環境や条件は、時に不利に感じられ、人生の出発点で大きな壁に直面しているように思えるかもしれません。
人生は与えられた条件で戦う旅路です。生まれや育ちが恵まれていない、遺伝的な制約がある、才能が限られていると感じたとしても、それは決して人生の終わりではありません。むしろ、その状況を乗り越えようとする強さこそが、人間の本質的な力なのです。
大切なのは、自分に与えられたものを最大限に活用することです。才能が限られていると感じるなら、努力と工夫で補います。生まれ育った環境が厳しかったとしても、学び、成長し、自分の道を切り開く力があるのです。遺伝的な制約を感じるなら、その限界に挑戦し、新たな可能性を見出す創造性を発揮できます。
もちろん、成功できるかなんてわかりませんし、新たな可能性が見つからない場合もあります。むしろ親ガチャ失敗者は持っているカードが貧弱なので、失敗する可能性の方が極めて高いと言えるでしょう。
大切なのは、そのような悲惨な現実に対して、一切嘆かず、一切愚痴らず、一切腐らず、「人生はそういうものだ」と諦めることです。
人生は与えられたカードで戦うゲームのようなものです。カードの良し悪しではなく、それをどう使うかが重要なのです。
才能が限られていると感じても、努力と工夫で道は開ける可能性が1%くらいはあります。生まれや育ちが厳しかったとしても、学び、成長し、自分の道を切り開く可能性が0.1%くらいはあると信じましょう。
重要なのは、自分の可能性を信じ、与えられた状況に対して前向きな姿勢を持ち続けることです。
才能や環境は確かに重要な要素ですが、最終的に人生を決定づけるのは、その状況に対してどう向き合い、どう行動するかなのです。