「反省記」 西和彦 からの学び vol.3
「反省記」からの学び、vol.3です。
マイクロソフトとの契約が打ち切りになっただけでなく、アスキー内のチームを丸ごとマイクロソフトに引き抜かれてしまった西さん。
悲しみのどん底で、アスキーの立て直し、拡張に奮闘します。
結果、1989年にアスキーは上場し、33歳だった西さんは、当時の最年少上場社長となります。
その後も、マイクロソフトを超えるため、大きなリスクを取り続け、売上拡大に向けて攻め続ける西さん。
拡張のスピードを抑えてでも、社内の体制を整えていくべきだという他の創業メンバーとの意見がどんどん食い違っていき、溝が深まっていきます。
結果、創業メンバーが離れ、西さんはどんどん孤独になっていきます。
ブレーキをかけれる人がいなくなり、ワンマン経営者になってしまい、悪い情報は隠蔽され、いい情報だけが上がってくるようになり、歯車が崩れていきます。
最終的には経営難に落ち入り、会社を売却し、アスキーからも追い出されてしまいます。
手塩にかけて育ててきた会社が行き詰まり、さらには追放されるという、壮絶な体験の連続です。
この壮絶か体験から学ばれた西さんのメッセージは、
過去に執着するから人は苦しむ。
厳しい優しさと、優しい厳しさの、両方が必要。
出発点に感動のないプロジェクトは成功しない。
後悔ばかりして反省しなければ、失敗は永遠に失敗である。
すべてのことは過ぎ去っていく。
感謝している時ぐ幸せな時。
素晴らしい学びに感謝です。
金賢守(キムヒョンス)
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