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#70 百鬼堂農園(19) 姑獲鳥じゃなくて収穫の夏
エダマメとトウモロコシを収穫した。豊作とは言い難いけれど、エダマメはできのよい2株、トウモロコシも比較的大きな2本をもぎ取った。トウモロコシは皮をむいてみたら思ったより小さく、ちょっと早かった。
エダマメもトウモロコシも、甘い。本当にうまい。
残った株はあまり期待できないけれど、今回食べたものに関しては満足度は高く、感動を禁じ得ない。妻にも食べてもらったところ、おいしいとのことで、好評だった。いやあ楽しいね。たまたま家に帰ってきていた息子にもエダマメを食べさせたが、うまいと喜んで食べた。ちょっと誇らしい。
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「トウモロコシ、大きくなりましたね」と東隣の東さん。「2本採って食べました。甘くておいしかった」「いいですねえ」と他愛もない会話。市民農園でほかに作っている人は少ないからか、注目を集めていたようだ。
思い通りにいかない野菜づくり。収穫して味わえば、やはり恵みに感謝する気持ちがわいてくる。スーパーに並んでいる野菜をみても、プロはすごいと感動する日々。
エダマメについては、葉は旺盛に茂ったものの、実のつきがあまり芳しくないものも多い。結局は苗で植えたもののほうが、種から育ったものよりよい収穫ができた。トウモロコシについては、おそるおそる植えてみたという感じだったが、めきめきと育って楽しかった。もう少し勉強して、来季はどちらも増やしてみよう。
育てて収穫して食べる。ただそれだけの営み。遅い梅雨がやってきて、畑を濡らす。