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ローフードマイスター都田恵理子 美容連載コラムvol.3『秋始めの肌不調を予防するスロージュースって?』

この記事は2020年9月15日、ヒューロムWEBマガジン naturise「美容連載コラム「秋始めの肌不調を予防するスロージュースって?」に書いた記事を転載しています。

季節ごとの美容のお悩みに役立つレシピをご紹介するコラム連載も3回目となりました。陽射しが穏やかになり始める秋は、保湿を中心とした美容熱の高まる季節です。
しかしこの時期は、紫外線もまだ強く、疲れ、ストレス、血行不良、睡眠、栄養状態など、さまざまな健康状態があらわれるころ。肌のお手入れも油断できません。今回は肌の不調にぴったりなジュースレシピをご用意しました。本格的な秋冬に備えて体の中から整えていきましょう。

秋の乾燥がまねく肌あれとは?

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秋は、気温が低下して乾燥が始まるために肌の皮脂分泌が減り皮脂膜がつくられにくくなります。そして紫外線の「量」は減るものの「強さ」はまだ高い状態。この肌ダメージが残ると深いシワやたるみの原因になりやすく、ますます肌のうるおいとつや、透明感が失われます。

また体が冷えることにより血行不良で栄養や酸素がうまくいきわたらなくなるので、スキンケアは保湿をしながらマッサージで血行を促してあげることも忘れずに。乾燥でバリア機能が低下するとほとんどの肌トラブルと関わってくるので、細やかなケアが効果的となります。

そして「乾燥」といえば冬のイメージですが、「紫外線」「活性酸素」とならび、肌の老化を早める三大原因の一つ。肌の水分、油分のバランスは、気温、湿度、生活環境や身体のコンディションも影響します。

食材に注目!美肌プラス疲労回復に

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乾燥から肌を守ることの一つには、積極的に食事の面からも行うことが大切です。なかでも低速ジューサーを使い新鮮な野菜や果物をゆっくりすりつぶして作るスロージュースはぜひ摂って欲しいと思います。

これまでもよく知られていますが、身体の水分は70%であるため、口にするものも70%は水分を含んでいるものが良いと言われています。命の源とも言える果物や野菜に含まれている水分は、スムーズに腸壁から吸収されて血液の中に入り、身体の細胞、組織、器官などに栄養を与えてくれるからです。

そのうえ生の野菜や果物は、植物にだけ含まれる抗酸化物質のファイトケミカルを含み、酵素とともに食物繊維、ビタミン、ミネラル、太陽エネルギーまでが相乗効果を発揮しながら、身体の細胞、組織、器官において老化予防に役立つ栄養素を摂ることができます。

では、どんな食材を選んだら良いでしょうか。乾燥対策の代表的な栄養素はビタミンA、C、Eです。しかしこれらは原則的には、体内で作ることができません。そのため必要量を摂取しなかった場合には、様々な弊害を及ぼすこともあるので積極的に摂取できる食材を摂りましょう。

⚫︎秋の乾燥対策にオススメの食材
・にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、パセリなど
 抗酸化作用があり、皮膚組織や粘膜を作り健康に保ち、乾燥を防ぐビタミンAを多く含む。
・柑橘類、キウイ、柿、緑黄色野菜など
 抗酸化作用があり、メラニンの生成を抑制。鉄の吸収をよくし、ストレス軽減に作用するビタミンCを含む。
・ナッツ類、アボカド、緑黄色野菜など
 細胞の老化を防ぎ、末梢神経を広げて血行を促進し、冷え性や肩こりの予防に役立つ。老化防止のビタミンEを含む。

毎日のサスティナブルな選択、スロージュースのススメ

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最近、おうちで過ごす時間が長かったせいもあり、日々感じている身体の違和感に対して、自然と意識を向ける環境が整ってきたように思います。

その一つは、朝のスロージュースです。実際に低速ジューサーを使い始めた周りの反応によると、生の野菜や果物が手軽にたくさん摂れるため、健康やアンチエイジングへの成果がちゃんと目に見えて心身の充実にもつながっているとのこと。

しかも忙しい日々でも楽に作りたい、でも味に妥協はしたくないという願いを叶えてくれます。投入するだけで、普段は捨ててしまう皮や芯、種からも効率よく食材の持つ個性と栄養を丸ごと生かせるうえに毎日異なる味を楽しめるとなれば、サスティナブルな選択肢として触れる機会が今後も増えていくはず! さあ、みなさんもスロージュース生活を始めてみませんか。

しょうがとオレンジの代謝アップジュース

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新陳代謝を活発にし、血流を促進する働きがあるしょうが。疲労回復や風邪に効果のあるオレンジ&りんごをベースにしてピリッと甘酸っぱいおいしさに。血液のめぐりや手足の冷えに効果も期待できます。

【材料(200ml)】
しょうが・・・1/2片
オレンジ・・・1個
りんご・・・1/2個

【作り方】
1.オレンジは、皮と種を取り除き適当な大きさに切る。
2.りんごはよく洗い、皮付きのまま芯を除き適当な大きさに切る。
3.材料をジューサーにかける。

にんじんとアーモンドの抗酸化ジュース

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にんじんは、肌の老化を進める活性酸素を抑え、目の粘膜を保護するβカロテンがたっぷり。血管を若々しく保つ不飽和脂肪酸やビタミンEが豊富なアーモンドを使って、抗酸化作用の高いビタミンA・C・Eのトリプル作用を活用してみて。レモンが効いてさっぱりとした飲み心地です。

【材料(200ml)】
にんじん・・・100g
生アーモンド・・・10g ※材料外の水に半日以上浸し水は捨てる
レモン・・・1/4片
水・・・150ml

【作り方】
1.にんじんは、皮を剥いて縦半分に切り、一口大に切る。
2.レモンは、よく洗い皮付きのまま適当な大きさに切る。
3.材料をジューサーにかける。

このコラムを書いた人
都田恵理子(みやこだえりこ)

オーガニックスキンケアブランドの元PR担当。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスター。健康的な美容のためにアンテナを張り、食の知識を生かしてクラスの開催やイベント講師、サスティナブルな生活に関する情報の発信を手がける。madame FIGARO.jpにてブログを更新中。Instagram:@erikomiyakoda
BLOG:madame FIGARO.jp 公式ブログ「オーガニックコンシャスな生活

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