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#05【商い学】あなたは誰に価値を届けていますか?今こそ考える商いの核心
こんにちは!経営コンサルティング会社の秘書です。現在、弊社が進めているプロジェクト「営業を学問にしたい」という取り組みで、前回の記事「#03」で「商い学」の本質について掘り下げましたが、今回はさらに深いテーマに迫ります。
前回の記事をまだ読んでいない方は、下記記事をご覧ください。
「信頼とは何か?」「価値の提供とはどうあるべきか?」といった問いから始まり、現代の営業マンが直面する課題、そして自己成長と自己価値の重要性について議論しました。
この記事では、経営コンサルティング会社社長の本藤、そして8社の経営経験をお持ちの漆山さんとの対談を通じて、商い学が指し示す新しい営業の在り方をご紹介します。
誰にどんな価値を提供できるかを考え抜く、そして行動する
前回、商い学の本質を以下の5つのポイントにまとめました。
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1.営業の本質の再定義
営業は単に「商品やサービスを売る」ことではありません。真の営業とは、お客様のニーズを深く理解し、一緒に価値を創り出すことです。
2.人間的な信頼関係の重要性
短期的な売上だけを追うのではなく、長期的な信頼関係を築くことが営業の核です。誠実さや共感、お客様への真摯な姿勢が欠かせません。
3.商人の倫理観と価値観の復興
日本の商人が大切にしてきた「正直であること」「相手の利益を優先すること」といった倫理観。現代の営業マンはこれらをどれだけ意識しているでしょうか?これらの価値観を取り戻すことが、持続可能なビジネスの鍵です。
4.全ての仕事はサービス業という意識
「商い学」では、どんな業種でも「お客様に価値を提供するサービス業」という視点を忘れてはならないと考えます。この意識が、お客様にとっての本当の価値を追求する原動力となります。
5.行動からの学びと成長
営業の現場での経験は、成功も失敗もすべてが貴重な学びの機会です。実際に行動を起こし、その結果を振り返ることで、自分自身を成長させることができます。継続的な改善と自己成長が、より高いレベルの価値提供と信頼関係の構築につながります。
- この5つについて、お二人は商いの本質をどのように捉えていらっしゃいますか?
本藤:「私は、商いの本質は特に『価値の提供』と『信頼関係の構築』だと考えています。ただ商品やサービスを売るだけでなく、お客様が求める価値を的確に提供することが重要です。その価値提供を続けることで、信頼が生まれ、長期的な関係性が築かれます。」
漆山:「まったく同感です。さらに言えば、商いは『相互利益』を追求するものだと思います。お客様だけでなく、自社やパートナー企業も含めたすべての関係者が利益を得られるようなビジネスモデルが理想です。そのためには透明性や誠実さが不可欠で、裏表のない取引や情報開示が信頼を生み出します。」
- つまり、商いは一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションと価値交換が重要ということですね。
漆山:「そうですね。例えば、以前手掛けたプロジェクトでは、お客様の要望にただ応えるだけでなく、こちらからも積極的に提案し、新たな価値を生み出しました。その結果、お客様からの信頼が深まり、追加のビジネスチャンスにも繋がりました。」
ビジネスパーソンはもちろん、学校の先生やカフェの店員さん、清掃の方まで、どんな職種の人でも共通して大切なのは、「自分の仕事が誰にどんな価値を届けるのか」「どうすればその価値を高めて相手を喜ばせることができるのか」を考えることだと思います。
目の前の仕事に意味を見出せるかどうかは、自分の仕事をどれだけ深く理解し、その影響範囲を具体的にイメージできるかにかかっています。これこそが商いの本質であり、お二人の話を聞いてそのことを改めて実感しました。
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自己成長と自己価値の認識
次に「自己成長と自己価値の認識」について、お二人にお話を伺ってみました。
- 自己成長について、どのようにお考えですか?
漆山:「私は、『昨日の自分より今日の自分が少しでも成長しているか』を常に意識しています。ビジネス環境は日々変化していますから、現状維持はむしろ後退と同じだと思うんです。」
本藤:「私も同感です。若い頃は、自分の経験や知識に自信が持てず、クライアントに対しても遠慮がちでした。でも、経験を積んで自分の強みと弱みを理解することで、より効果的なコンサルティングができるようになりましたね。」
私も、社会人になってから勉強することや学ぶ姿勢をすっかり忘れてしまっていました。ただ毎日、求められた仕事をこなすだけ。そんな状態に陥っていのです。
多くの日本のビジネスマンも同じ状況かもしれません。新卒の頃なんて、「社会人になったら勉強は終わり!」なんて思っていましたし…。
しかし、実際は、学び続けて成長しなければいけないのは、むしろ社会人になってからだということを、お二人のお話を聞いて改めて思い直しました。考えてみれば、学生時代の勉強は、社会人になってからも学び続けられるようにするための準備期間だったのかもしれません。
まとめ
今回の対談を通じて明らかになったのは、商いの本質は「価値の提供」と「信頼関係の構築」にあるということ。そして、それを実現するためには自己成長と自己価値の認識が不可欠だということです。
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そこで、この記事を読んでいる皆さんに問いかけたいと思います。
あなたが提供している「価値」とは何ですか?
信頼を築くために、日々どんな努力をしていますか?
私たち一人ひとりがこの問いに真剣に向き合うことで、商いの本質に近づけるのではないでしょうか。
引き続き、商い学の発展をこのNOTEを通して発信していきますので、よかったらフォローしてください!
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