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誰でもできる!公務員の仕事で求められる『簡単分析』の方法

~誰もが安心して成長できる社会をつくりたい~

人見知りで、声が小さく、コミュ障。短所をあげたらキリがない!
だけど、自分にできる精一杯のことをやり続けた結果、
少しづつ成長し続けてきた、県庁職員のこっぺぱんです。

そんな自分にもできた「誰もが安心して成長できる仕事術」について、
実務体験を基に、コツやつまずくポイントを中心に書いています。
本に書いてあるような理論も大切ですが、実務ならではの視点もぜひ参考にしていただければ幸いです。


公務員の仕事で必要なのは、ほんのちょっとの工夫だけです

公務員の仕事で求められるスキルはどれくらいでしょうか?

いま世間では、AIやらデジタルやらSNSやら
色んな技術が飛び交っていますが、

住民の福祉の増進を担う行政においては、
もちろんそういった技術を使いこなしたり、
唯一無二のスペシャルな技術・能力があって、
先進・斬新な施策を打つことができれば、
世の中を変えられる可能性はありますが、

神様でもないし、そこまで大それたスキルは求められません。

そういったことは、優れた民間の知見に委ねればいいと思えばいいのです。


事例研究

下のグラフは、架空の県の週1回の運動実施率の3年ごとの推移を示したグラフです。
※数値は仮定の数値であり、正確なものではありません。

オレンジ色の箱に分析内容を書くとしたら、
皆さんはどう書きますか?

パターン0


パターン①【このパターンの職員率:30%】

直近の数値に焦点を当てて書くパターンです。
意外とこのような記載をする職員が多いです。

パターン①

しかし、これでは、さすがに分析にはなっていません。
単なる一部の「事実」を切り取っただけです。


パターン②【このパターンの職員率:50%】

大きな傾向に目を向けているパターンです。
このパターンが一番多い印象です。

パターン②

これは一応、分析的な内容も入ってはいますが、視野が狭いです。
「だから何?」という疑問が拭えません。


パターン③【このパターンの職員率:20%以下】

最後に、必要十分な分析をコンパクトにできているパターンです。
文章を見れば、「これくらいの分析は当然だろう」と思われるかもしれませんが、白紙の資料からここまで書ける職員は、20%以下の印象です。

パターン③

【工夫のポイント】
①33.3%や50.1%というのをそのまま書かずに、「3人に1人」、「2人に1人」とわかりやすく言い換えている。
②グラフの最初の2012年から全体を見て分析している。
③特殊な傾向については、更なる分析を加えている(コロナの影響を次ページでさらに分析することにしている)。
④オレンジ色の枠を余すことなく記載している。
⇒コンパクトな文章の多くは、本当は2行も3行にもなる内容を精選・吟味を重ねて1行に収めています。パターン①や②は、余白があるので、精選・吟味すらされていない印象を持たれてしまいます。

これくらいの文章なら、頑張ればできる!と思いませんか?
この程度の工夫で、公務員の世界では上位20%になれるのです。

それでも、「文章を作るのが難しいんだよねー」と言う人に対して、ひとつコツを言うとすれば、

声に出して読んでみる


ことです。

自分が声に出して読んでみて、聴いてみて、

なるほど

と思うか、

ふーん

と思うか、

よくわからない

と思うか


「なるほど」と思えれば、完璧です。


よく、話をすることはできるのに、文章にすると途端に書けないという方がいます。

おそらく、送り仮名や漢字、言葉の順番、主語・述語などの余計なことに頭を使ってしまい、混乱してしまうのでしょう。

話をすることができるなら、話が上手いわけですから、
まずは、言おうとしている言葉を口に出して、
その言葉をそのまま書けばいいのです。

その上で、明らかにおかしな部分を補正すればいいだけです。

話すことと文章を書くことは、別モノではなく、同じモノという意識を持つといいのではないかと思います。

ぜひ皆さん試してみてください😊


🥖最後までお読みいただきありがとうございます🥖

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