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最近、久しぶりにテレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」を見直しました。CLAMP×サンライズの名作。今でも根強いファンが残り続けている有名な作品だと思いますが、その劇中で主人公が「世の中の大半は偽りの仮面を被って生きている…」というセリフを耳にし、この記事を書こうと思いました。

ビジネスの世界は、本当に様々な嘘に溢れています。

  • 嫌われないように立ち振る舞う笑顔

  • 角がたたないよう、お客様・上司の意見に賛同する姿勢

  • 行きたくない飲み会に、しぶしぶ行くと応える返事

皆、仕事や立場、関係性を気にして必死に生きていると思います。私もその一人です。そして、上記のような嘘(本音と建前)を使いこなすことで、物事が上手く回ることが多いのも事実です。周りを見渡すと、皆、状況に応じて様々な仮面を被り、その場を上手くやり過ごしています。その姿を見るたびに演技が上手いと感心してしまいます(笑)。特に仕事が出来る人に限って、この演技が上手い傾向にあると思います。

では、この演技を身につけるために必要な要素って何だろうと、私なりに考えてみました。

1つ目は「サービス精神」です。
臆病者で、周りに嫌われるのが怖いと思う性格の人が持っている才能の一つですが、周りの人をお客様と捉えます。お客様を気持ちよくさせる、楽しませるといった感情を持ち、お客様ファーストで応対します。ポイントは満面な笑顔で、アイドルがファンに向かって手を振る際のあの笑顔が近いかもしれません。

2つ目は「諦める」です。
自分の意見は捨て、流れに身を任せるという感じでしょうか。自分の思い描いた過剰な理想のもと、着地点をガチガチに固めるではなく、相手の意見に耳を貸しながら「着地点はこの辺かな~」ぐらいな発想を持つことです。

最後3つ目は「エレガントな判断」です。
世の中、白か黒で判断できないことのほうが多いです。黒よりもカジュアルに、白よりもフォーマルに。黒と白の間を取ったエレガントなカラー「グレー」という判断を模索することです。その場にいる全員が不幸にならない結果を探すことに全力を注ぎます。

昨今、様々な価値観が混在したこの社会で物事を上手く進めるためには、多様な自分で応対していくスキル=演じるスキルを身につける必要があるかもしれません。ですが、演じ続けると本来の自分を見失うリスクもあります。多くの仮面を被るということは、本来の自分を何度も押し殺すことになります。とても怖いです。役者が精神的に病むのも理解できます。

某有名人が「俺か、俺以外か」と名台詞を吐きますが、彼もまた、理想の自分を演じるべく、仮面を被り続けています。かっこよく言うとセルフブランディングを徹底されているのです。覚悟が違います。だからファンが多く、多くの人が魅了されているのだと思います。そのような覚悟を持って演じる必要はありませんが、本来の自分を守る術として、この記事を今後の社会人人生にお役立ちいただけるとうれしいです。

若手社員を導く人間として、まだまだ未熟さを感じます。もしよければ、そのような私をサポートしていただけると、記事を通じて、より多くの若手社員を後押しできると思います。ぜひ一緒に、取り組ませてください!