木曜日の男、「紹興酒おまかせで。」
昨夜は木曜日ということで、お店出勤の日でした。
僕がお店に立つときは、ご予約を頂いているときなので、大体忙しい日です。でも忙しいにも種類があります。料理やドリンクのご提供でてんてこまいになったり、お客さんと会話したりリクエストにしっかりお応えしている間にバタバタしたり。
昨日は、後者。
なんと全席「黄酒おまかせで」(燃えます
黄酒は、みなさんにとって馴染みのないお酒が多いので、しっかりとした説明が必要かなと思って丁寧に説明するようにしています。理解していただいた上で飲んでもらうことで、抵抗感がなくなり、より楽しくなる。説明不要な方ももちろんいらっしゃるので、その辺は見極めつつ。
「こんなお酒あるんだね!」
「紹興酒の概念が全く変わった」
「料理との相性が良かった」
昨夜は特に楽しんでいただけた手応えを感じました。もちろん、そもそもお店の料理が美味しいというのは大前提です。ただ、昨日は他にも思うところがあって、それはお客さんの寛容さにも救われたなぁということ。
ここでいう寛容というのは、お酒に対しての寛容さというか。中国酒に対してフラットな姿勢がありつつ、純粋に面白いお酒を飲みたい、知りたい、楽しみたい!という好奇心。
昨日はそんな受け入れ態勢バッチコイ!なお客さんが多くて、そうするとこちらもお酒の説明や提供する際のテンションもいつも以上に熱を帯びる(いや、普段からちゃんと熱は出しているつもりですが、いつも以上にね!)。
そういう寛容さがあるから黄酒を受け入れてもらえたし、より楽しさが爆発するんだなと感じました。僕らは当然毎回お客さんを楽しませるために営業に臨みますが、お客さんの楽しそうな様子を見ると、こちらも楽しくなって相乗効果でさらにお店の雰囲気が良くなっていきます。人間ですもの。
なんだかライブみたいですね。これからもいいスパイラルを作っていけるようなお手伝いができたらなと思っています。
帰宅後の酒が最高にうまかったー
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