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THE 邪道!? お灸法


わたしは毎朝4時に起床している。
はじめに朝4時に起きてからのわたしのいつもの流れ(ルーティン)をざっとご紹介しよう。

朝起きてから出勤まで


4:00
起床→室内干ししていた洗濯物の取り込み
4:10〜20
洗濯機稼働、食洗機・洗いカゴの食器片付け
4:20〜5:00
夕飯作り&子どもたちの水筒・自分の弁当準備
⇔YouTube視聴(好きなコンテンツがないときはAudible)
5:00〜5:15
洗濯畳み&保育園グッズ準備&風呂準備
5:15〜5:40
 ☆お灸しながらのキッチンで朝食☆
5:40〜6:00
洗濯物干し
6:05〜6:10
風呂掃除
6:10〜6:30
身支度
6:30
出勤→駅までダッシュ💨💨💨💨


早寝早起き
~なぜこの生活パターンになったか~

下の子の育休中からはじめたことだが、この朝型生活になってかれこれ4年になる。

夜家事派だった1人目育児期

1人目の育休明けの時は夜寝かしつけをしたあとに起きてきて、翌日の晩御飯を作るリズムにしていた。
それは長男の寝つきが異常によくて、10分ほど一緒に横になるだけで寝てくれたからだ。

しかし下の娘は寝つきが悪く、2人の寝かしつけとなるとさすがに10分では寝てくれず、気がつけば一緒に寝てしまうことが多くなってしまった。

さらには一度寝かしつけしてから、起きて家事をして、再び0時前に布団に入るとなかなか寝付けないことがよくあった。

寝かしつけのときは、襲ってくる睡魔に負けまいと必死にこらえているのに対し、いざ寝ようと思うと寝れない。

10分で起きるつもりが、うっかり寝てしまい30分ロス…そして今度こそ寝れると思い、布団に入ると目が冴えて、寝るまでに30分ロス…

2人目出産してから朝家事派へ

寝かしつけてから起きる夜型は2人目が生まれてから、明らかにも非効率になっていた。

そこである日からわたしは夕飯を作るタイミングを朝に変えることにした。
正直育休中はいいにしても、仕事に復帰した時に朝からキッチンに立つことにはリスクが高い気がしていた。

電車に乗る時間が決まっているので、料理に予定外に時間を取られるとたちまち狂って、遅刻してしまうからだ。

夜作る時はあまり時間を気にせず、タスクが終われば寝るといった感じだった。

しかし朝はそんな猶予はない。
緊張感をもつことがストレスになる気もしていた。

そのため育休中からこの生活に変えて、少しずつ慣らしていくよう練習。
元々学生時代から徹勉ができず、朝勉派だったので起きること自体は苦痛ではなかった。

重要なのは朝の家事が時間内に終わるか否か。

人の心理というのは不思議なもので追い詰められないと本気が発揮されないことは往々にしてある。
結局育休中ということに甘んじて時間内にきっちりできた日はほとんどなかった。

でもいざ始まるとすごい緊張感。
冒頭で述べたタイムスケジュールは復帰したときからずっと変わらない。

復帰後異動で職場が変わることはあったがその場合は起きる時間をずらすだけ。
つまり起きてから家を出るまでに、わたしは安定的に2時間半かかるタイプらしい。

これは継続してきたからこそわかった自分の行動に対する所要時間。
自慢ではないが1分たりとも無駄にしていないと思う(笑)。

早寝早起きのメリット・デメリット

ここで早寝早起き生活になったメリットをお伝えしよう。


⭕️風呂から上がって体温がいい感じにさがるタイミングで寝れる
=寝つきがいい
⭕️睡眠のゴールデンタイムといわれる時間(PM10時〜AM2時)は絶賛爆睡中
=質の良い眠りを確保
⭕️朝だとお菓子を食べても罪悪感がない
=太らない
⭕️休みの日も早起きできる→家族が起きてくるまで完全フリータイム
=朝活できる
⭕️朝は疲れがたまっていないので、全ての活動に対し素晴らしいスタートダッシュができる
=効率的に動ける


いいこと尽くしに思えるが一方でもちろんデメリットもある。


❌帰宅が遅い夫と話をする時間が減った
=夫婦時間の減少

⇩⇩解決策
これについては本当に意識しないと話すタイミングを失いつつあった。
そのため週末に夜更かしデーを作り、時々晩酌して会話の時間を持つように意識した。

が、朝型生活の人間が"たまに"夜更かしすることはかなり過酷なことである。
21時なるとすでに眠くなるリズムができているところを起きなければならないのだ。

それでも"夫婦関係も大事!"と自分に鞭を打って、必死に睡魔と闘い、寝かしつけから這い上がってくる(笑)。

❌イレギュラー事案が発生するとたちまち流れが狂う
=臨機応変性の欠如

※イレギュラー事案※
・子どものオネショ
・子どもが一緒に起床してしまう
 →ママモードになってしまい家事どころではない
・学校や園の行事で弁当がいる日

⇩⇩解決策
弁当の日は所要時間を予想し、その時間分前倒しで起床。
オネショやぐずりはどうしようもないので、後回しにできるものを瞬時に判断し、省略。



こう見ると
メリット⑤-デメリット②=③

早起きは三文の徳であること間違いなし❗️
ちょっと違うか(笑)

邪道なお灸法


さて、前置きがかなり長くなったが、ここでタイムスケジュールの
5:15〜5:40
お灸しながらのキッチンで朝食☆
の部分について注目していただきたい。

こんなに朝からタイトなスケジュールをこなしている中で、わたしはこのタイミングでお灸というルーティンを組み込んでいる。

お灸といえば、普通はゆったりした時間にリラックスできる空間でするイメージがあるだろう。
アロマなどと同じく、副交感神経が優位になるような環境の中で、しっかりとそれを感じることが大切と言われる。

不妊治療をきっかけにやり出したお灸

わたしは過去に不妊症で悩んでいた時期がある。
そのときに自身が冷え性であることを自覚し、冷え性対策として、生姜湯·ルイボスティー、5本指シルク靴下、レッグウォーマー、腹巻き、湯たんぽなど数々のグッズを日常生活に取り入れてきた。

その流れで血流改善対策として、お灸もやっていた。不妊時代はちゃんとやらないと効果が出ないと思い、本も買って、真面目に時間を決めてやっていた。
やがて、かくかくしかじかあって晴れて妊娠、出産。
(結局お灸は気休め程度に時々やっていただけなので、妊娠の直接的なきっかけになったかは不明)

目的を達成した途端に育児で忙しくなったこともあり、お灸をいつのまにかやらなくなっていた。

ホルモンバランスを整えるために再開

2人目出産以降、育児と仕事の両立でストレスがかかり、さらには加齢も重なってホルモンバランスを崩しやすくなった。

そのときに姉から勧められて行った鍼灸院の先生に「血流の流れが悪い!」と指摘されて、お灸を毎日やることの重要性を懇々と説明を受けた。

毎日やったほうがいいことは分かっていたけど、やるためにはさまざまなハードルがあり、それがどうしてもネックになっていた。

【一般的なお灸のルール】
・1日3〜5個まで
・その日の体調に合わせて、すえる場所を変える
・血流が良くなる食事の前後や風呂の前後は避ける(ヤケド防止)
・リラックスした環境下で行う

【お灸をする際に気がかりなこと】
・お灸をしたら家中が臭くなるがいや
・お灸の煙が髪の毛につくのがいや
・冬場は寒くて服を脱ぐ気になれない(肩の場合は上半身を脱ぐ必要あり)
・毎日やるとお灸代がかさむ

【最大の懸念事項】
継続=習慣化できるのか?

お灸時間、いつするよ?

検討🅰️

育児中のワーママにとって自由時間を確保するのは至難の業である。
仕事から帰宅すると夕食の準備・片付けをしたら即風呂に直行。
風呂から上がったら、すぐさまベッドへ。

平日はいつもこんな感じで走り抜けている。

夕飯や風呂の前後に隙間時間を作れなくもないが、子どもがいると予定はあってないようなもの
何かしようとすると必ず注文(邪魔)が入る。
子どもがいると予定が狂うため、仮に夜に設定してもできる日できない日があって、習慣化はできない。

さらに我が家の場合、HSS長男の気持ちの浮き沈みにより宿題にとことん付き合わねばならないときがある。
そしてこれが読めない。
普段の日でも宿題が押して全ての予定が押すことなど日常茶飯事だ。

というわけで夜案は却下。

検討🅱️
冒頭のスケジュールの通り、夜以上に朝には余裕がない。
ただ、最大の予定を狂わす子どもたちがいないことが1番大きなメリットだった。

朝であれはお灸時間を決めて、スケジュールに組み込んでしまえば、習慣化できるのではないか。

夜より実現性が高い朝活にお灸を取り入れられないか真剣に検討した結果、わたしはお灸のシステム化に成功した。

マイルール
朝に取り入れるに際し、時間確保のために睡眠時間を削るのはいやだった。
また相変わらず部屋や髪の毛に臭いがつくのはいや。
そしていろいろと制約を受けるお灸をする時間帯についても検討。

お灸だけの時間を作り出すことは難しい。
ならば夕飯作りながらのYouTubeのように、「ながら」でできるものはないか?

結局考えた結果、私は朝食の時間にお灸を平行してやることにした。
そもそも朝食もキッチンで立ちながら食べていたぐらいだったが、そこにお灸のルーティーンをぶっ込んだのだ(笑)。

懸念事項への対策は下記の通りである。

  • 臭い対策
    換気扇の下で頭にタオルを巻いてやる
    冬は超近距離に電気ストーブを配備

  • 時間&個数制限対策
    お灸ルールを完全無視

    上半身左右+足左右それぞれ5か所ずつ、毎日計20個同時に実施
    ↑やりすぎ(笑)
    さらにそれを”血流がよくなる”と言われる、食事の最中に実施
    ↑でもヤケドすることはあまりない

  • ランニングコスト対策
    不妊時代は市販のものをドラッグストアなどで買ってやっていたが、鍼灸院の先生に業務用を紹介していただき、現在は1000個入りの業務用を使用
    ↑業務用だけあってやや強力なので初心者はきついかも

お灸ルールを無視して、マイルールにしたことで毎日継続することができるようになった。

おわりに
~お灸をするようになって変わったこと~


毎日お灸をするようになって、2年以上なる。
鍼灸院の先生が言っていたように、お灸をするようになってから、血流の流れがずいぶんとよくなった。

これまで靴下4枚重ね履きなどしてきたが、ここ数年冬は厚手の靴下(中に5本指インナーソックスは必須だが)1枚で過ごせている。

そして何よりも浮腫みで悩まされることが減った。

お灸をはじめて体重が1~2キロ落ちたのだが、おそらく痩せたというより、血流がよくなることで浮腫みが取れたのだと思う。

お灸と聞いたら「熱そう」「火を使うからいろいろと注意を払うことが多くて面倒そう」「難しそう」といった印象を持つ方が多いだろう。

しかし、ある程度自分のツボや癖といったものが把握できるようになれば、必ずしもルール通りしなくても問題ない。(と個人的には感じている)

鍼灸院の先生が言ってたようにとにかく「継続すること」が大事なのだ。
冷え性やホルモンバランスの乱れで不調を感じている方は、ぜひ生活の中にお灸を取り入れることを強くお勧めしたい。

わたしはお灸を早寝早起きの生活リズムに組み込むことで、完全に習慣化することができ、朝から素晴らしいスタートダッシュを切れるようになった。

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