HSPやINFJにとって「焦りを含んだ強引なポジティブシンキングが百害あって一利なし」である理由【ポジティブ真理教の罠】
「何でも前向きに考えましょう」というポジティブシンキングには罠がある。
ポジティブを意識することは悪くない。
何も思わなかったことをポジティブに捉えることで、楽しくなったり感謝が生まれるのだとしたら、それはポジティブシンキングの大きな利点だ。
ただしあなたがもしご自分の心を無視してまでポジティブに偏ろうとしていたら、それは心に大きな負荷がかかっている可能性がある。
ネガティブからポジティブに移行するまでの速度が早いと心がついていかない。
人の心の動きでいえば、ネガティブな出来事が起こると、それを受容する期間があって、そのあと、ポジティブに転じる。
この流れを度外視して、まだ落ち込み受け入れるタイミングであるにもかかわらず「前を向かなきゃ」と無理やり舵を切っても、上手くいかない。
内観する習慣がつくと、ポジティブに転じるタイミングが掴める。
前を向くには、感情と向き合い腑に落ちる体験が必要なのだ。
資本主義社会は「〇〇をすれば、あなたの悩みは一瞬で解決しますよ」という感情を煽る魔法の言葉であふれている。
お金儲け第一主義の人が生み出した甘言に、惑わされてはいけない。
落ちこんだあなたがまずすることは、外側から介入されない環境を作る。そして、じっくり自分の心と向き合う時間を設け心と向き合うことだろう。
自分を知るということは「私はどのような状況で、どのように心が回復してくのか」というプロセスの詳細を、段階的に知ることでもある。
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