病や症状は「あなたがあなたから逃げずに向き合い続けた証拠」と捉えよう
どうもストレスを溜め込みやすいらしく、寝ているときにうなされていたり歯ぎしりをしていることが多い。
20代の頃、歯科医へ行った際に「歯ぎしりで歯の3割くらいが磨り減り、すでに失われています」と言われた。
若い頃から知覚過敏になり、冷たいものが食べられない。
昔はこれらの事象を残念に感じることも多かったが、ここ数年で捉え方が変わった。
「逃げずに自分と向き合った結果、そういった症状が出ただけである」と解釈を変えたのだ。
就寝時の歯ぎしりの癖は今も続いているが「これはずっと続くことなので、しかたない」と軽めに捉えている。
他者に対して「逃げてはいけない」と居丈高に迫り、強引に退路を断とうとする人がいる。
しかし当人は逃げてなどいない。すでに向き合っているケースがほとんどだ。
もしあなたが固着した症状に苦しんでいるのなら、それはしっかり自分自身と向き合った証拠に他ならない。
「これ以上は無理」という状態にまで向き合った結果なのだから、それ以上自分を責める必要は全くない。
むしろ向き合い続けた勇気と行動を認め、労っていただきたい。
「あなたがあなたと必死に自分と向き合い続けているということ自体に、大きな価値があり尊い」という事実に気づいていただけたら、とても嬉しい。