心が壊れる前に逃げよう!繊細さんに大事な限界設定
最近、ふとしたきっかけから人間関係のしがらみに巻き込まれた。
ぎゅぎゅっと要約して話すと、正義感の強い人に「あなたには社会貢献のために、これをやる義務がある!」と迫られ、すぐに断れず苦しんだのだ。
冷静に考えると、やるかやらないかを決めるのは僕で、人から強制されることではなかった。
なので最後は断った。
正しさの押し付けは息苦しいし、人間の活力を奪う。
僕は己の正しさを疑わない、押しの強い人間が苦手だ。
正しいことを、ぐいぐい主張されるだけで嫌になるのだが、しがらみがあるとすぐに断れないことがある。
しかし、今回は厄介な案件から逃げることができた。
人の悩みの9割は人間関係だと言われるが、「もはや10割じゃないか?」と思うほど対人関係はややこしいし、ストレス要因になる。
僕が「逃げる」「離れる」「遠ざける」などの選択肢をとる基準は、身体症状だ。
・呼吸が浅くなる
・寝つきが悪くなる
・中途覚醒が起こる
・胃を手で掴まれるような感覚が続く
などの症状は全てアラートだ。
僕は心がパンクしないため、限界の少し手前を自分の限界設定にしている。
今回、早めに身体的なストレス反応が出たので「あっ、このままいくとヤバイ」と気づけた。
なので退却するという対応も早めにとれて、大事にいたらずに済んだが、それでも体重が減ったり、平均睡眠時間が減ったり、お通じが悪くなったりと、結構わかりやすい変化が起きた。
心優しいHSP気質の人ほど、我慢が習慣づいて逃げ遅れることが多い。
『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでも、ジョースター家伝統の戦法は「逃げる」だし、確か徳川家康も三方ヶ原の戦いで武田信玄に敗れて、盛大に逃げている。
「人生には逃げる局面がたくさんある」と最初から設定しておくと、少しは逃げやすくなるかもしれない。
メンタルダウンする兆しがあれば、絶対に逃げた方がいい。
無責任と言われようが、逃げ癖がつくと言われようが関係ない。
追い込まれたら人間のIQは確実に下がる。つまり平常ではなんなくできる判断すら、できなくなる危険性があるのだ。
なので僕は限界設定を、本当の限界の7割くらいにしている。
ストレスで心の器がタプタプになり、溢れかえってからでは遅いのだ。
なので、みなさんも「あっ、やばいかも?」と思ったら、勇気を出して逃げましょう。
自分から離れたことに傷つき、人を指さして罵る人間などそもそもあなたの仲間でもなんでもない。この世には、断ち切った方がよい悪縁がわんさかある。
逃げた先に必ず光はあるし、仲間もいる。
何より傷を負った心身を休ませるのが先決。
身体と心は密接に繋がっている。
今回、挙げたような身体症状は「お願いだから、早く逃げて」というあなたへのメッセージに他ならない。