HSPやINFJは「テクノロジーをあなたの幸せに直結しているか?」をこまめにチェックするのがオススメな理由
実家でインターネットを使えるようになったのは、確か僕が二十歳前後だった。
当時はまだ低速のISDN時代で、今ほどサクサク検索できなかったが、それでも「こんな世界があるのか!?」と瞠目したものだ。
スマホやWi-Fiなど、昔とは比べものにならないほど、安価でテクノロジーの恩恵を受けられる時代になった。
会社に通わず家でひとり仕事をしながら暮らせるのも、テクノロジーのおかげという他ない。
集団環境が苦手な僕にとっては、ある意味で天国のような生活を続けられている。
ただしテクノロジーの関しては、常々考えておかないことがある。これらはいずれも使い方を間違えると、不幸の種になりかねない。
例えば、実家暮らしの頃、僕は人とほとんど会うことなく家に引きこもり、ネットばかりしていた時期があった。
ネット依存といっても過言ではなく、当事者意識のない受け手として無為な時間を過ごしていた。
「それではいけない」と一念発起して、バイトでお金を溜めて家を出て今がある。
便利なテクノロジー機器は、刃物に近い。
刃物を有効活用すれば、料理を作れる道具になるなどプラス面が多い。しかし中には、刃物を誰かを傷つけるための道具して使う人もいる。
技術や道具そのものに善悪があるわけではない。それを用いる人に全てが委ねているのだ。
「なんの目的でどう使うのか?」を明確にしておかなければ、あなたがテクノロジーにむしばまれることだってあるかもしれない。
実家暮らし中の僕がネット依存に陥ったのと同じように、根底に生きづらさや虚しさ、不全感のある状態では、何事も有効活用するのが難しい面がある。
もしあなたがテクノロジーによって、喜びよりも苦しみを覚える機会の方が多いのなら、付き合い方そのものを見直した方がいいだろう。