私がHSPと自覚したきっかけ
HSPシンプリスト Yuinaです。
今回は私がHSPと自覚した日のことを綴ろうと思います。
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき感受性が強くて敏感な気質をもった人のことです。
私自身、HSPという言葉を知っていたものの気にはしていませんでした。
そんなときに、人生の棚卸をするきっかけがあり、0歳から現在の年齢までの出来事を棚卸しました。
その出来事を振り返った結果、自分がHSPであることを自覚しました。
一部ですが、私がHSPだと思った出来事を紹介しようと思います。
小学3年生の出来事
私には2つ下の弟がいます。
2歳のころからお姉ちゃんとして生きてきた中で無意識に
”わがままを言っちゃいけない”という考えが染みついていました。
そして小学3年生の誕生日に母から手紙をもらいました。
これは手紙の一部分ですが、周りの感情に敏感だったり、異常に気を遣うというHSPの性質を感じました。
小学生の頃からHSP気質だったのではないかなと今では思います。
長女にHSPさんが多いのは、幼少期から我慢することが多かったり、
しっかりしなきゃという思い込みがあったり、
そういった環境が影響するのかもしれません。
小学5年生の出来事
私が通っていた小学校では防災センターに行く授業がありました。
そこには台風を体験する設備があり、実際に体験するのですが、
風が吹き始めた瞬間から恐怖で泣いてしまいました。
そこから終わるまで端っこでしゃがみこんでいたことを覚えています。
30人くらいのクラスでしたが、泣いていたのは私だけでした。
小学校高学年で泣くことが珍しいと思いますが、
HSPの刺激に対して敏感だったり、不安症というHSPの性質が
あったからなのかなと振り返って気づきました。
中学3年生の出来事
中学3年生の時の通知表の担任の先生からのコメントです。
ここではHSPの人間関係の調整役・真面目さというHSPの特徴が
現れているのかなと思いました。
私のクラスは個性が強い女子生徒がいて、
グループや個人での対立が結構あるクラスでした。
クラスメイトのNちゃんが孤立していた時期に、
私がグループとNちゃんの間に入り一緒にいた記憶があります。
そうするうちにだんだんとNちゃんも友だちに囲まれるようになりました。
意識はしていなかったものの、周囲の環境や他人の感情に対して
他の人より敏感なHSPだったからこそNちゃんのことも気づくことができたのかなと思うと、うれしい限りです。
HSPさんは生きづらさやストレスを感じる場面もありますが、
私はHSPという特性に対してマイナスなイメージは持っていないです。
それもこの出来事があるからなのかもしれません。
私もNちゃんに感謝です。元気にしてるかな。
社会人2年目の出来事
私はエンジニアの仕事をしており、
機械・電気・建設・化学・情報・各設備・その他もろもろの知識が必要な職種です。
そして私の職場は以下の年齢層で構成されています。
20代:私
30代:1名
40代:3名
50代:4名
60代:1名
30代がいるじゃんと思うかもしれませんが、
15個上なので近く感じないのです。
私のことを孫や娘感覚で接してくれ、温かい人達ばかりで環境に恵まれているものの、自分の無知さや無力さを感じる日々でした。
この頃はロッカーやトイレ、帰り道によく泣いていました。
家に帰って家族に「目赤くない?」と言われた時には、「花粉かも」と嘘をついていました(笑)
そんな時、上司との面談の最後に
「最近困っていることない?」と聞かれ、
「・・・。頑張ります。」と強がった瞬間、涙が溢れてしまいました。
久しぶりに人前で号泣してしまい、ほんと、上司を困らせてしまったなと。
「できないんです。」と伝えたら、
「嬉しいよ、悔しいんやろ?ほかの人に見習ってほしいわ」
「この職種で一人前になるには10年はかかる、2年目で出来たらほかの人が困るわ~」と言ってくれました。
小学生の頃から解けない問題があれば悔しくて泣いたり、
苦手なゲームで勝つまで弟に挑んでいたり、
周りの人には迷惑をかけたなと思います。
23歳でようやく自分がHSPと知り、今までの出来事が腑に落ちました。
HSPと自覚して
私の場合ですが、HSPと自覚して気が楽になりました。
今までは、自分はなんて面倒くさい性格なんだろうとか、
なんでこんなに泣いてしまうんだろうとか、
不思議に思っていたことが、
HSPという性質だからと知ることができたからです。
HSPの性質を知ることが自分の性質を知ることになるので、
苦手なこと(音や光などの刺激が多い場所や大人数での集まり)を
避けられるようになりました。
毎日を快適に生きるためにはまず自己理解が必要です。
私は自分の取説作りをしています。
HSPさんはストレスを感じる場面も多いですが、
逆を言えば幸せを感じる場面も多いのです。
せっかくHSPに生まれたのだから、
HSPの特性をうまく活用して幸せに生きていきたいですよね。
いつか取説についての記事も書きたいなぁと思っています。
ぜひ、見ていただけると嬉しいです:)
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が参加している募集
たくさんの記事の中から、わたしのページを訪れてくださり、ありがとうございます:)よろしければサポートいただけると嬉しいです。いただいたサポートは、クリエイターとしてステップアップしていくための費用として使わせていただきます‼︎よろしくお願いいたします。