【ホラー映画の感想・レビュー】クワイエットプレイスDAY1
「終わり、はじまり。」
待ちに待った続編、みてきました!
本作『クワイエットプレイスDAY1』は、時系列的には1、2よりも前の話で、いわばエピソード0のような立ち位置になります。
前作ででた、アイツの登場も!なんて要素もありますが、それは見てのお楽しみということで。
クワイエットプレイス1も手に汗握る展開でとても楽しめましたが、2はよりスリリングで、しかも「続きだぁぁ!」と歓喜しました。そして期待していた3作目。
舞台はアメリカ、ニューヨーク🇺🇸
映画の冒頭で、ニューヨークは常時90デシベルの音がなっている街だと字幕で流れ、それは悲鳴をあげている人が常に近くにいるほどの騒音だそう。
HSPのぼくがニューヨークに住んだら、3日ともたず帰国すること間違いなしです。
そんな騒音の街、ニューヨークに隕石とともに奴らがやってきます。音を頼りに行動し、無差別に殺すヤツらが……
突然のできごとに騒然とするニューヨーク、そして蹂躙される人々。しかし、そんな阿鼻叫喚のニューヨークも、数分後には無音の街と化します。
どうやって撮影しとるんだ……と思いをめぐらせながらも、どんどん話は進んでいきます。
『サミラ』という癌で余命いくばくかの女性が主人公で、このサミラの境遇や心象を中心に、物語は進んでいきます。
騒動が起こり、すぐにヤツらが海をわたれないことが共有され、船で逃げるため皆んな海を目指しますが、なぜかサミラは反対の街方向へと歩きだします。
サラミには大好きなお父さんの思い出の地に行きたい、そして死ぬ前にぜったい食べたい思い出の料理がありました。
「死ぬ時くらい、幸福で死にたい」
そんなサミラの強い想いが映画の要所要所でかいま見られ、恐怖よりも応援が勝ることも多々ありました。
中盤では、介助猫がつれてきたエリックという恐怖に溺れた男性とともに行動し、難所をくぐり抜けていく2人。
死期を悟っているサミラは最後どんな行動をとるのか。エリックは恐怖を乗り越えられるのか。
そして、沈黙は打ち破られるのか。
ハラハラドキドキはもちろんのこと、ハートフルな内容が濃い今作。
単純な、地球外生命体によるフルボッコ物語じゃないあたりが、とても好印象の映画でした。
SF、そしてホラー映画好きにはたまらない映画となっています!ぜひ、興味のある人は観てみてください!