フィルムカメラと歩いた明治神宮
公園でのんびりしたいな。
そう思って、カメラと本を持って家を出た。
今日向かったのは、「代々木公園」
駅まで歩いている途中で、猫を見つけた。
一度通り過ぎて、撮るか撮らないか迷ったが可愛くてカメラを構えた。
カメラを構えた時、猫は正面を向いて、まるでモデルのように可愛く座っていた。ピントを合わせるその瞬間、急に動き出してしまい、シャッターチャンスを逃してしまった…
マニュアルのフィルムカメラで動物を撮るのはやはり難しいものだ。
けれど、そんな一瞬を逃さずに撮れた時こそ、フィルムならではの面白さがあると感じた。
代々木公園のベンチで少し読書をして、なんとなく明治神宮まで歩いてみるかと、芝生を突っ切って歩いていく。
木とその隙間から溢れる光。
光と影をうまく撮ってみたかった。
明治神宮。
多くの人がそうだと思うけど、何かの入り口って絶対撮りたくなる。
鳥居に当たる木漏れ日が、その渋さと偉大さをより強調しているなと思い、シャッターを切った。
柔らかな光が、鳥居の重厚な木の質感を際立たせ、長い歴史を感じさせる。
鳥居をくぐってからは、まるで別世界に足を踏み入れたような、静けさと心地よい落ち着きを感じた。
参道は、木が覆い被さっていて暗い。
撮れるかな〜と思ったけど、
目で見た感覚と近い絵になった気がする。
そして、本殿。風格があるな。
参道の木々が作り出す静けさから、一歩足を踏み入れると厳かな本殿が目の前に現れる。参拝する人々が静かにその前を歩く姿が、荘厳な雰囲気に包まれていた。
暗くて、光量が少ない環境での、撮影にチャレンジした散歩だったな。
思っていたよりは、雰囲気のある写真が撮れたのではないかと思う。
光量が少ない場所でのフィルム撮影は、感度の選び方やシャッタースピードの調整が鍵になる。
うまく行った時の達成感は格別だ。
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