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2020年6月の記事一覧
短歌「初めてのカラオケ」 6首
音量をマイク18ミュージック14とした惑星103
初めてのカラオケであるひとがいて僕のページがようやく開く
年下のひとも知ってる歌探しデンモクかざす『春よ、来い』
この曲は僕にとっての「ラピュタの」で君にとっての「リコーダーの」
カラオケをアプリ予約し入室しアプリ精算する、四角い
コンビニの千のボトルが囲んでもわれらは内に鉱泉水を
短歌「セカンド・コンタクト」 8首
篤姫の宮崎あおいより服が毎回くろいひととドラマを
丸亀の麺を婦人がちらちらと口へ運ぶと啓示がのぞく
歌詞通り 意味ならぬるい揺れ方に知った気がする日曜のバス
ロココ調ギリシアの神と目があって黙する僕ととなりのニンフ
もう二度と海と割りばし裂けぬよう君のまつげをじっと見ている
いつからかスピッツばっか聴いてるよ矛と盾なら湖畔のほこらへ
雪解けのみずをあげたいユング繰る24の君、あのころの