「キャリア/転職に詳しい人事」が”あえて”エージェントを使う理由
こんにちは。HR Climbersです。
今回はCHRO経験者や一人目人事経験者などのメンバーが揃っているHR Climbersならではの視点で、「キャリア/転職に詳しい人事」が”あえて”エージェントを使う理由について、お伝えできればと思います。
IT領域のスタートアップ・ベンチャーのような、競争が激しい中で最前線で採用をされている方だからこそ、特に見落としがちな観点になっているので、ぜひそのような環境にいらっしゃる方に読んでいただけたら嬉しいです。
観点①「その転職、客観的に自分を見れてますか?」
競争が激しい中で採用の最前線で戦っている方は、常に情報をアップデートする必要があり、日々当たり前のようにキャリアや転職の最前線に触れていらっしゃるのではないでしょうか。
そして2年3年と採用の経験を積むことで、転職ノウハウの蓄積があったり、転職の裏事情に精通されるようになっていると思います。
また、スカウトやお声がけも多いため、その中から選考に進めば必ず転職はできるでしょう。
ただ実際には、採用の知識や経験が豊富な方であっても、
「思っていたカルチャーと実際が異なっていた」
「お互いに期待していた役割にズレがあった」
など、採用プロセスの中で思い描いていたものとのアンマッチで離職をするケースもあります。
(実は、そういったご相談をいただくことは意外と多かったりします。)
どんなにキャリア・転職に深い知識がある優秀な方であっても、人のキャリアと自分のキャリアでは考える時に大きく違う点があって、「自分の感情」が入るという点です。
人のキャリア・転職では自分の感情ではなく、「自社」「候補者様のキャリア」を俯瞰して見たうえで、選考やアトラクトなどをされていると思います。
ですが、自分のことになるとどうしても「自分の感情」があるため客観視が難しくなる、と実際に人事の方と多くキャリア面談をさせていただいている中で感じています。
この「自分を客観視できてないかった」ということが、転職においての後悔要因の一つにあります。
観点②「受動的な企業探しになっていませんか?」
もう一つ、採用の知識・経験が豊富だからこそ見落としがちな観点があります。
一番わかりやすいのは、「スカウトが来る企業の中から」または「知っている企業の中から」選択してしまっている例です。
優秀な方ほどスカウトやリファラルなどでお声がけがあるが故に、その限られた”受動的な”狭い範囲の中で判断をしてしまっている可能性があります。
また、自社でこれまでやってきた採用活動に無意識に囚われてしまう傾向もあります。 例えば、「こういうスカウト文面だから、採用HPだから、記事を出しているから、面接しているから、この企業は自分とは合わないな」というように、主観でない正確な情報を能動的に取りに行かずに判断する、ということもあったりします。
この2つの例に当てはまらなくても、「最終的にこの企業でいいんだっけ?」という思いが少なからずある場合は、受動的になっていないか?という視点を持っていただけたらと思います。
では、何が必要なのか
では、後悔せずに理想に近づくための転職をするためには何が必要なのでしょうか?
採用の場面や社員との面談で日々キャリアについて話しているので、十分ご理解はあると思いますが、自分のこととなると意外と見落としがちなため、あえてお伝えさせていただきます。
「自分はどうなりたい・ありたいんだっけ?」という問いを自分自身にもう一度投げかける
現在検討している転職が「自分のなりたい・ありたい」を実現できるかどうかを深く考えてみる
その判断が自分の経験内だけでなされていないか、バイアスに影響されていないか自分に問いかけてみる
幅広い選択肢から企業へのエントリーを決めているかどうかを確認してみる
このプロセスを踏むと自分の中にはいくつかの疑問が浮かんでくるはずです。
その疑問に向き合うために、客観的な意見が必要
この”客観視”こそが、「人事経験豊富な人が転職であえてエージェントを使う理由」です。
自分の経験の中だけで判断していないか、バイアスがかかっていないか、などを考慮し客観的な意見を聞くことで、より確度の高い判断に繋がるし、自分だけでは気がついていない視点をエージェントとの会話の中から知れることもあると思います。
とは言え、数多くあるエージェントの中から最適なエージェントを探すのもまた大変ですよね。
人事キャリアや企業のことを深く理解しているエージェントでなければ、解像度の高い客観的な意見は期待できない可能性もあるかもしれません。
だからといって、普段の業務が忙しい中で多くのエージェントと接点を持つ時間はないのではないでしょうか?
そんなときは、HR Climbersにぜひお声がけください。
我々は人事経験者のみで構成されたエージェントで、人事キャリアについては解像度高くご支援することが可能です。
また伴走するスタイルで長期的な支援を重視しており、「Be a Climber」というコンセプトに込めた想いに共感したメンバーが集まっています。
(※詳細は「人事特化の転職支援サービス『HR Climbers』のサービス説明と立ち上げの想い」でご確認いただけます。)
転職活動を進めているけれど、客観的な意見を聞いてみたい!と思ったら、ぜひ一度お問い合わせください。