VRで『Age of Mythology: Retold』
先日、『Age of Mythology: Retold』(AoMR)が発売されました。話せば長くなるリアルタイムシミュレーションゲームの2度目のリメイク版です。
前回のリメイク版を購入したのが遅く、たしか3年前くらい。AoMRはスルーしてもいいかなと思っていたのですが、『Meta Quest3』でプレイしてみてはどうかと思い購入してみることにしました。
ここで注意! もちろんAoMRがVRの立体空間表示に対応しているわけではありません。あくまで立体空間内に浮かぶ、平たいスクリーン上に平面で表示されるだけなので誤解なきようお願いします。
平面でいいんです! 大きい画面で遊びたいのと、あと今回のAoMRはXbox Series Xとの同時リリースということもあってゲームパッドでの操作に対応していることに注目してみました。
Age of Mythologyなどのリアルタイムシミュレーションゲームはマウス操作が基本ですが、マウスとVRの相性は良くありません。マウスを置くためのテーブルなどが必要になるので場所を制限され、なにより邪魔ですからね。
でもゲームパッドなら、モニターやマウスのために場所を制限されることなく好きな場所でゆったり遊べるわけです。寝転がって遊びたい!
Metaのバカ!
ところが実際にはうまく行きませんでした。
PC上に起動しているゲームの画面をQuest3に表示するときは、プリセットのアプリ『Quest Link』を使用することになりますが、このQuest Linkが素でゲームパッドの操作に対応していることが問題です。パッドのBボタンを押すたびにQuest Linkのメニューが表示されてしまうので、ゲーム画面が隠れてしまってまともにプレイできません。
MetaとしてはQuest3の付属コントローラー以外でもマウス操作を代用できるようにと親切心でパッドに対応したのでしょうけど……よけいなことしてくれたな! という感じです。
AoMRを遊ぶ時のパッドのボタン割り当てを変えることで難を逃れることはできると思いますが、Bボタンを使わないゲームプレイ自体がイレギュラーすぎるので、ちょっとどうしようかなという感じです。なにか設定変更とかで対応できると良いのですが、まだそのあたりのことはよくわかりません。
それでもオススメ
というわけで今のところVRでは遊べていないAoMRですが、PCのデスクトップで遊ぶには何の問題もないので非VRで楽しんでいます!
ただ~日本では、リアルタイムシミュレーションの人気はイマイチです。Age of Mythologyの源流にあたる『Age of Empires』はローマ帝国だのカルタゴだのチュートン騎士団だのが登場するいわゆる歴史モノのせいか受け入れられない傾向があるのです。
ところがAge of Mythologyは、その名のとおり世界の神話を背景に持つ作品ですから、キマイラやミノタウロス、ケルベロスといった、ファンタジー系RPGなどでお馴染みのキャラクターたちが登場します。
なので、リアルタイムシミュレーションに「興味はあるけど、手を出しにくい」と思っている方にAoMRはとてもオススメの作品なのです。
ただし! 現在のAoMRは未翻訳の英語メッセージが表示されることがあるなど、まだ少し怪しい部分もあります。海外産のゲームは「そういうもの」というのは確かですし、時を経て修正されていくのが「イマドキ」ではあるのですが、念のためご注意ください。
さて、記事が長くなる前にそろそろAoMRのプレイに戻りたいと思います。
実は昨日公開予定の記事だったのに、画面写真を撮り始めたら戻ってこれなくなったことはここだけの秘密です!
(おしまい)