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ネトゲ寄りメタバース

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ネットゲーム寄りのメタバースに関連する話題です。
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#DQ10

ギャンブル必勝!?シミュレーターをつくるよ(メタバース経済考・番外編)

先日、メタバース経済考の記事でMMORPG『ドラゴンクエストX』(ドラクエ10)の経済が「ギャンブルっぽい」ということを書いたばかりなのですが、あれはあくまで「少額の積み重ねでお金を吐き出させようとしている」という構造を指摘するものでした。決して開発者が、プレイヤーに賭博でゲーム内通貨を運用させようとしているわけではなかったのです。 ところが、どうもドラクエ10のプレイヤーの一部にギャンブルで金策をする習慣があるようなのです。 ドラクエ10で行なわれているというギャンブル

ドラクエ経済はギャンブル式?(後編) ~メタバース経済考

不評な記事の最終回です(自虐)。いいもん! ギャンブルのように小さな金額を繰り返し費やしていくことと、ゲーム内のアイテムの価値が短期的に移り変わり安定しないことから、ドラクエ10(ドラゴンクエストX)の経済では先行きを見通せず、「その日暮らし」に近い生活を求められる「圧」を感じます。 でも、これが意外なところでMMTやベーシックインカムに重なることに気付いたのです。しっかり、まとめます。 一億総中流社会、昭和の名残り?ドラクエ10では、簡単な「日課」で小さくない金額が与

ドラクエ経済はギャンブル式?(中編) ~メタバース経済考

決して「お金をかけて、お金を稼ぐ」わけではないけれど、ドラクエ10(ドラゴンクエストX)の経済は「ギャンブル」に似ています。都度、必要な金額は少額で済むけど、でも累計すればけっこうかかった、というかたちで「先見性」が発揮されにくくなっている――というお話の続きです。 ただしそれは主に、万人に関わる基礎システム的な経済の流れの話です。 それとは別の、「プレイヤー間の売買」には支払いを積み重ねる仕組みが適用されないので、希少品はただ単純に高額になります。なお、プレイヤー間の取

ドラクエ留学、ひとつき。(社会編②)

前回は、MMORPG『ドラゴンクエストX』(ドラクエ10)の特徴的なシステム「サポートなかま」について、過去のがんばりを活かして利益を得られる「印税制度」のようなものと考えられる、という話をしました。今回はサポートなかまの別の側面、その背景について考えて、「留学ひとつき」の報告をひと区切りとします。 ひとの役に立ちたいという気持ちまだオンラインゲームをプレイしていなければ、誰もが「お金を払って傭兵を雇い、自らの目的を遂行する」シーンを想像することでしょう。あるいは、どちらか

ドラクエ留学、ひとつき。(社会編①)

「ひとが集まるところで起きる変化を学ぶんだ」、「これは留学だ」と言い張ってMMORPG『ドラゴンクエストX』(ドラクエ10)を始めて1ヵ月の経過報告、その2回目です。 「サポートなかま」システムは奥深いドラクエ10には『サポートなかま』という、他のプレイヤーが育てたキャラクターを選んで、自分のパーティーメンバーにできる仕組みがあります。視点を逆にすると、1日のプレイを終えるときに酒場で登録しておくと、自分が育てているキャラクターを他のプレイヤーに使ってもらえる、という感じで

ドラクエ留学、ひとつき。(物語編)

いくつか記事を書きながら「硬直している現実の日本社会より、実際に人が多く集まるメタバース、MMORPGの世界は現実以上に『新しい現実』を作り出している」と感じた私は、それなら別世界もこの目で見てみようと旅に出た――な~んていうと大袈裟ですが、新参者として『ドラゴンクエストX』(ドラクエ10)への「留学」を始めて1ヵ月が経過しました。 今回はその経過報告その1「物語編」です。 なお、留学生であるぼくは、ドラクエに対してあまり熱心なプレイヤーではありません。ドラクエシリーズに