経営マニュアル～起業や事業を行うための基礎知識と考え方～⑱【経営の考え方 第四章 環境とコントロール】

50年以上生きてきてたくさんの失敗をした自分の実体験から感じた
経営マニュアル～起業や事業を行うための基礎知識と考え方～の
経営の考え方　第四章　環境とコントロールです。

【経営の考え方 第四章 環境とコントロール】

人は根本的な性格は生まれてから死ぬまで基本的には変わらない人が殆どだと思います。
誰しも性格には長所や短所があり、仕事をする上で自分の性格が原因で失敗を起こすことがあります。

仕事の経営の方法についてお話ししてきましたが、実際会社を設立して事業を初め利益が出るようになりお金をたくさん持つと、、、不思議と自分の周りに集まって来る人達は昔と違う人種の人たちが多くなります。
集まって来る人達の80%の人は、お金の匂いを嗅ぎつけて集まって来る人がほとんどなのです。
決してあなたの人間性に魅力を感じて近づいて来たのでは無く、あなたの持っているお金を目当てにあなたに近づいて来るのです。
このことをよく理解しておきましょう。

男は、夢や目標、人情などに弱い人種なのです。
相手は言葉巧みにあなたの心の隙間に入って来ます。
では、どうすればいいのでしょう？

まず、自分の環境は自分で作るということがものすごく大切です。
人と接する時は常に相手との距離感を考え、程度な距離を保つことが必要不可欠です。
相手が急に近づいて来たらなぜかという根拠をよく考え、自分できちんとした距離をとった方が良いと感じたなら自らが相手の気持ちを損ねることなく相手との距離を取ることを心がけてください。
もしどうしても距離を取る理由が見つからないと思うならその人はあなたにとって一生の友人になる可能性がある人なのかもしれません。
その時はあなたから距離を縮めるのも良いでしょう。
しかしその後あなたから距離を縮めた相手に騙されたとしてもその人を恨んではいけません。
全てはあなたの判断能力が足らなかったのです。
このように自分の立ち位置は自分で見つけ、自分と他人との距離感を自分で計り保つことが大切なのです。

次に、自分コントロールです。
先程も少し述べましたが、人の性格は生まれてから死ぬまでほとんどの人が変わらないのが現実です。
しかし、性格は変わらなくても自分のコントロールは訓練さえすればできるようになります。

経営の基本は友情などは優先順位が低くなるので自分の本心や気持ちをさらけ出して仕事をすることはあまりおすすめはしません。
そうでないと仕事で成功する確率が低くなるのです。
自分の本心や気持ちは自分の信頼する家族や親友、友人にさらけ出せばいいので仕事関係の方にはきちんとした距離感で接することが大切です。
もし仕事関係で自分の親友がいたとしたらその時は仕事と相手のことを深く考え行動すればいいのです。

自分をコントロールする。

コントロール（制御）することとはどういうことでしょう？
常に何かをするときに自分の気持ちとは別に、冷静なもう一人の自分を作り出し状況を客観的に見ながら物事を行うことが大切です。

イメージとしてはもう一人の自分を頭上に起き、上から自分を見て現在の状況を把握するといった感じの状態で行動を行うことです。
そのようなもう一人の冷静な自分が経営には必要なのです。

このもう一人の自分を作り出せるように訓練をすることが重要であり、もう一人の自分が本当の自分にその都度アドバイスできるようになることが大切です。
もう一人の自分を作り出し行動することはかなり難しいですが、繰り返し練習をすれば必ず出来るようになるのです。

もう一人の自分を作り出せると周囲の状況が良く見渡せるようになります。
そして行動に余裕が出来、冷静さを持ちつつ物事を優位に進めることが出来ます。
自分コントロールは精神力なのです。
自分の環境を自分で作り、自分コントロールをしながら仕事が出来るようになると仕事上のトラブルが極端に減少して会社を自分で守ることが出来るのです。
即ち、仕事がスムーズに進むようになるのです。
勿論このことは利益を上げることにも大きな影響を与えるのです。

今のあなたは自分の素を出し相手と向き会うことより、もっと大切で優先的にやるべきことは仕事の目標・目的を実現させることなのです。
そう、今のあなたは仕事を成功させるという大事なことが第一優先にあるのです。
まずは今の自分にとって何が一番大切なのかを常に考え、自らの環境を自分で作り、精神力で自分自身をコントロールして成功へ進んでいくのです。

基礎知識を読み終え経営の考え方に進んでいると思いますが、なるべく各章ごとに短くわかりやすく解説していこうと思っております。この経営マニュアルがみなさまの何かのお役に立てばうれしいです。では、目次を掲載しますので記事は順次掲載していきます。掲載しましたら目次のタイトルにリンクをしますのでお時間ある方、ご興味のある方はご覧ください。

▶ 目次
▶ 経営の考え方　第五章　利益率

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