え、新書だけでこんなに学べるの?小飼弾さんが教える驚きの読書術『新書がベスト』
今回は、読書習慣を身につけたい人や、効率的に知識を吸収したい人に役立つ一冊、『新書がベスト』をご紹介。
本書は、ただ単に「新書を読みましょう」と呼びかけるだけではありません。
なぜ新書が読書に最適なのか、そしてどのように新書を活用すれば知的成長につながるのかを丁寧に解説しています。
まさに、著者である小飼弾さんの読書論といえます。
本書から得られた3つの視点を通して、新書の魅力を再確認していきましょう。
1. 新書を百科事典のようにそろえる
なぜ新書が「ベスト」なのか?
それは、安価でコンパクト、そして質が高いからです。
著者いわく、「1000円以上出す価値のある本は、そんなにない」とのこと。
新書は、その価格とサイズから、気軽に手に取ることができ、読書の習慣化を促してくれます。
さらに、新書は装丁がフォーマット化されており画一的なため、装丁で誤魔化すことはできず、タイトルと内容で勝負するしかありません。
だからこそ、新書になっていると言うだけでも、最低限の品質基準を満たしているといえます。
とくに興味深かったのは、「新書を百科事典のようにそろえる」という考え方。
著者自身、25,000冊を収納できる本棚を所蔵しており、新書こそが効率的に知識を蓄えるための最適なツールだと主張しています。
確かに、新書はさまざまなテーマを網羅しており、ほぼおなじ大きさである新書を買いそろえることは、まるで自分だけの百科事典を作っているような感覚を味わえます。
著者は、とりあえず「1,000冊」読めば、読書が強みと言えると語っています。
2. タイトルは短ければ短いほど良い本の可能性大
本のタイトルは、その内容を凝縮したもの。
本書では、タイトルが短い本ほど、その内容がシンプルかつ本質を捉えている可能性が高いと説いています。
著者も、新書を選ぶ際にはタイトルを重視し、「タイトル買い」をすることを推奨。
また、本書の後半では、さまざまな出版社の特徴も詳しく解説されています。
まるで、新書の世界を冒険するための地図を渡されたような気分。
この章を読むだけでも、新たな発見があるはずです。
とくに、個人的に欲しくなったのは、『ボナンザVS勝負脳』、『数に強くなる』、『先生はえらい』の三冊です。
3. にわか専門家になる方法
それは、一つのテーマについて10冊の新書を読み込むというもの。
まずは、1冊の主役となる新書を決めます。
そして、似たようなテーマを扱っている新書を9冊探してきます。
1冊をじっくり読むよりも、それら10冊すべてに目を通すことで、複数の視点から一つのテーマを捉えることができ、より深い理解を得ることができます。
この方法のポイントは、「タイトルや目次から内容を想像する」ことと、「つっこみをいれながら読む」こと。
これらのテクニックを駆使することで、読書の効率を飛躍的に向上させることができます。
まとめ
『新書がベスト』は、たんなる読書論にとどまらず、知的探求の楽しさを教えてくれる一冊。
本書で紹介されている方法を実践することで、誰でも気軽に読書の楽しさを味わうことができます。
著者である小飼弾さんの熱量あふれる文章は、新たな読書体験へと誘ってくれます。
本書で紹介されている方法を実践することで、あなたも「新書」という宝庫から、自分にとって必要な知識を手に入れることができるはず。
ただ、本書ではハードカバーを否定的に捉えている点が気になります。
たしかに、新書は手軽に読めるというメリットがありますが、ハードカバーには、文庫化や新書になっていない貴重な本や、より深く掘り下げた本も存在。
大切なのは、本の形式にとらわれず、自分の興味や目的に合った本を選ぶことだと思います。
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