レビュー『THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす』
マーケティングの本って、なんだか難しくて退屈なイメージがありませんか?
でも、今回紹介する『THIS IS MARKETING』は、そんなイメージを覆してくれる一冊。
ぼく自身もマーケティングの専門家ではありませんが、この本を読んで、多くの人に響くマーケティングの本質とは何か、改めて考えさせられました。
著者のセス・ゴーディンさんは以前から気になっていたマーケティング界の超大物。
影響力のある作家で、元Yahoo!副社長という経歴の持ち主です。
本書では、マーケティングを学問としてではなく、身近なスキルの一つとして教えてくれます。
今回は、本書から学んだ3つの視点をご紹介します。
1. 顧客との信頼関係が根幹
従来のマーケティングは、一方的に情報を発信し、商品やサービスを売り込むという手法が主流でした。
しかし、現代の消費者は、そんな押し売り的なアプローチにうんざりしています。
本書では、顧客との信頼関係こそが、真のマーケティングの鍵であると説いています。
信頼関係を築くためには、顧客のニーズを深く理解し、共感できるストーリーを伝えることが重要です。
具体的には、以下のような方法が挙げられます。
・顧客の声に耳を傾け、彼らがかかえている問題を熟知する
・自社の商品やサービスが、顧客の生活をどのように豊かにするのかを伝える
・誠実で透明性の高いコミュニケーションを心がけ、関係性を深める
本書で何度も強調されているのが、「パーミッション(許可)」という概念です。
顧客の許可を得ずに情報を送ったり、商品を売り込んだりする行為は、逆効果。
顧客は、自分にとって必要な情報や商品だけを選びたいと思っています。
顧客からの許可を得るためにも、顧客との信頼関係を築くことが最重要です。
2. 顧客の「ストーリー」にフォーカスする
従来のマーケティングは、商品やサービスそのものの機能やスペックをアピールすることに重点が置かれていました。
しかし、現代の消費者は、単なる機能やスペックよりも、商品やサービスを通してどのような体験ができるのかを重視します。
本書では、顧客の「ストーリー」にフォーカスすることが、現代のマーケティングにおいて重要であると説かれています。
顧客のストーリーとは、商品やサービスを購入することで、顧客がどのような変化を経験し、どのような夢を実現できたのかという物語。
顧客のストーリーを伝えるためには、以下のような方法が挙げられます。
・実際に商品やサービスを使用した顧客のインタビューを掲載する
・顧客が商品やサービスを通してどのような変化を経験したのかを伝える事例を紹介する
・顧客自身が商品やサービスへの想いを語る動画を作成する
3. 完璧を目指すよりも、行動することが大切
本書では、完璧主義を捨てることの重要性も説かれています。
マーケティングにおいては、完璧な戦略や施策など存在しません。
常に試行錯誤を続け、改善していくことが大切。
まずは行動してみること、そしてそこから学びを得ることが重要です。
失敗を恐れずに、積極的に行動することで、顧客との信頼関係を築き、市場を動かすことができるようになります。
まとめ
『THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす』は、現代のマーケティングの本質をわかりやすく解説した一冊。
本書で学んだことを実践することで、顧客との信頼関係を築き、長期的な視点でビジネスを成長させることができるはず。
マーケティングについて学びたい方、顧客との信頼関係構築に興味がある方にオススメです。
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