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皆は秘密を抱えながら生きていますか?

秘密を抱えながら生きるのは普通なのだろうか。今の会社でも、かつて所属していた寮、ゼミ、専門学校、バイト先やかつて関りのあった旧友、元恋人まで、俺が「浪人していたこと」と「編入で大学に入学したこと」の両方を打ち明けたことはない。片方だけの人は別にそこまで珍しくないため所属先や関わる人によって、片方だけを打ち明けることはしてきた。しかし両方となると話は別だろう。
レールを一度外れた自分に対し「失敗続きの人生だ」とか「恥ずかしい人生だ」と周りから嘲笑されることを恐れている。「秘密の一つや二つは誰しも抱えながら生きているのは別におかしなことではない」とか「過去よりも今の方が大事だ」と有名大学を卒業して大企業に就職し、難関資格に受かっても、それでもやはりその二つの過去が苦しめてくる時がある。自分を苦しめるのも一つのアイデンティティとどこかで見た記憶があるが、卑屈になってしまうのは中学時代からの癖だ。書いていて思い出した。
大切な人に出会い、将来を共にするとなるとそれらを打ち明ける必要があると思うが、その時が来るとなると正直怖い。そのような人が現れていないのが不幸中の幸いだ。
だが過去の自分を許せていないからこそ、勉強も頑張れたしそこから先の人生も頑張れたと思っている。過去を反省して、同じ轍は踏まないようにと覚悟ができたと思っている。そうやってエネルギーに変換できたため、一概には「自分を許さない」ことが悪いこととは思わない。だがこれは諸刃の剣で、人と打ち解けられないし、幸せをガッチリとは掴めないでいる気がする。だって恋人といて「あ、過去のことを話したらこの人逃げるかもな」とか暗いこと思っちゃうから。
自分を許していきながら、勉強とか仕事で努力をし続けられるようになりたい。そうすればもう少し人と真剣に向き合えるようにもなると思う。
来年は自分を許し、人と真剣に向き合える一年にしたい。

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