Vol.3-2 ファスティングで「脳活」
腸内環境を改善させることにより、免疫力が高まることで注目されているファスティング(断食)は、美容やダイエット効果だけでなく、病気の予防・改善として取り入れられています。
また、腸内環境は感情とも深くかかわっており、思考がクリアになる、ひらめき力、集中力、記憶力、ストレス耐性が向上するなど、脳へのポジティブな作用が注目され、うつ病に対する治療効果の研究も進んでいます。
意識的な空腹タイムでストレス耐性UP!
ストレスにうまく対応するためには、自律神経のバランスが重要です。自律神経には交感神経(活動時に活発になる)と副交感神経(消化吸収や睡眠など安静時に活発になる)があります。空腹を感じる時間を失ってしまうと、交感神経は休むことができず、体は長い時間緊張状態を強いられます。ファスティングで消化機能を休ませ、深い眠りを得られることを多くの方が実感しています。空腹タイムを意識的に作ることで、ストレス耐性をアップできるのです。
腸内環境を整えてしあわせ度UP!
腸には「第二の脳」「脳腸相関」という言葉があり、脳と腸は密接な関係にあります。乱れた食生活や過度なストレスは胃腸の調子を崩す原因になりますが、腸内環境を整えることで、脳に良い影響を起こすことも可能です。
しあわせホルモン「セロトニン」は90%以上が腸管で作られています。それが脳内で正常に作用することで、人は前向きな気持ちを保ち、幸せを実感することができます。クアビオのファスティングは有機人参ジュースと梅干し、具なし味噌汁で胃腸を休め、おなかに優しい補食までがセットになったプログラム。必要なビタミン・ミネラルを補充しながらの腸クレンズにプラスして、食物繊維や発酵食品を摂ることで腸内環境を整えられる最高の組み合わせだと考えています。
シナプスの活性化で記憶力UP!
さらに、空腹ホルモンといわれる「グレリン」が空腹時に胃で生産され、脳へ働きかけることでシナプスが活性化し、記憶力や学習能力の向上、認知症の予防にも役立つことがわかってきています。
このように、ファスティングは私たちの大切な脳を守り、癒し、活性化させるためにとても有効です。また、嬉しいことに空腹状態をつくることにはアンチエイジングの効果も認められています。
ファスティングを成功させる秘訣は前後の食事も含め、準備から補食までを1つのプログラムとして実践することです。
クアビオでは、雄大な景色を臨む温泉、寛ぎの空間、マインドフルネスを感じられるアクティビティとリラクゼーションメニュー、そして、程よい距離感で心に寄り添うスタッフが、ファスティング初心者の方にも安心して取り組んでいただける最適な環境をつくり出しています。