『下剋上球児』って、南雲先生のこと?
今年一番ハマっているドラマ。
登場人物一人一人に共感しまくり。
毎回、小日向文世演じるモンスターじいさんから飛び出す名言に、お涙頂戴されてます。
1話~5話まで観た感想。
何度観ても、2話が一番好きだな。
学力が足りずに強豪校に落ち、ザン高に入った翔くん。
星葉のユニフォームを着たかつての仲間の姿を目の前にし、悔しかったでしょう。
その強豪星葉と試合するシーン。
満塁ホームランを打たれてしまった時の、翔くんの心のセリフ。
「野球なら、負けへん・・・」
「野球だけは・・・」
「そうか、野球もか・・・」
翔くんの悔しさ、葛藤が丁寧に描かれていて、私も一緒に悲しくなってしまった。
その後、投手が根室くんに変わり、抑えてくれた!
「すみません」と謝る翔くんに、
日沖兄が、「お前一人の試合じゃないぞ。俺らの試合や」
そこで南雲先生、「翔、周り見てみろ」と言う。
翔くんに新しい仲間ができた瞬間でした。
そして、元将棋部の子のヘッドスライディングからの、元陸上部パーマくんの周東ばりの激走!!
良い試合でした。
自分だけが上手いワンマンチーム、特にピッチャーだと、
「俺(の力)で勝った」なんて言う人がいるって聞いたことあるけど、翔くんはお坊ちゃんなのに、性格が良さそうなキャラなのが良い。
小日向じいさんも、モンスターだけど、憎めない。
4話で、翔くんが練習で疲れて寝てしまっているシーンで、
爺「頑張って勝とうとしてるんだよ」
からの、婿どのにプレッシャー与えないよう言われて、
爺「与えてないよ。信じてるんだよ、翔くんのこと」
試合で負けた後の家でのシーン。
小日向じいさんと翔くんの会話。
爺「試合に勝ったら余計なこと言わないって言ったよね。
これからは余計なこと言わないようにする」
翔「負けたのに?」
爺「どっちでもいいよ。もう留学しろとか言わない」
翔「ザン高おってもええの?」
爺「あのチームには翔くん必要だもん。そうでしょ」
笑顔の小日向じいさん。
物凄く良いシーンだった。
育児に役立つ学びがあった。
普段子どもたちに「〇〇できたら、もう〇〇って言わない」
的なこと多々あるけど、それを達成できてなくても頑張りを認める過程があり、こちらがその約束なんてどうでもいいやって時がある。
そんな時、落とし所見つからないなと思うことがあったけど、このシーンを見て、こんな感じでいいんだと、なんとなくわかった場面だった。
それにしても、孫のためにグラウンド作っちゃうって凄すぎ笑
これからもますます目が離せない。
マツケン演じる、賀門監督。
こんな監督、いるよねー!
似合い過ぎ笑
そんなマツケン監督のジーンときたセリフ。
南雲先生の高校時代、食堂のシーン。
マツケン「お前らがやってきたこと、考えたこと、悩んだこと、無駄なことなんて一つもない。今までもそうだし、これからもそうだ」
私も誰かにこんなこと言われたい。
子育ては修行だ。
きっと、無駄なことはないと信じて頑張ろう。
南雲先生の無免許問題。
シナリオ的には、5話まできたしもうすぐ解決するかな?
主人公に試練を与えるのがシナリオの鉄則だけど、すごい難題だな。
気になったのは、ドラマの感想を読んでいて、
この無免許問題で一気に冷めたって人が多くいること。
犯罪なので、絶対にダメだけど、このドラマに限らず、人を叩く人は、何の罪も犯したことがない、聖人君子なのかな。
大小に関わらず、人に不快な思いをさせたことがないのかな。
よくやった人は忘れるっていうけど、やられた方は覚えてる。
私なんて、小3の時に足踏まれただけのことも覚えてる。
私は南雲先生を応援したいと思う。
無免許は絶対ダメだけど、正式な教員でもこの人教師向いてないよって人いっぱいいるじゃん。
私も先月息子の担任の対応に腸が煮え繰り返る思いをし、学年主任に対応してもらった。
学年主任は南雲先生寄りでよかった笑
野球のシーンをたくさん観たい人も多くいるみたい。
球児一人一人にスポット当てるなら、ルーキーズの方が面白いのかな。
下剋上球児のテーマは、罪を犯した人の再生物語?
南雲先生も球児だったし、
下剋上球児=南雲先生
だと思ってます。
毎週リアルタイムで長男と観てる。
お涙ちょちょ切れてる私の頬を、横から使用済みティッシュで拭いてくる笑
「脚本がいいよねー」
って生意気!
素人のティーンにそんなことを言わせる脚本力、私も欲しい笑