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奈良のうまいもの②・葛をつかったあれこれ

奈良の食に欠かせないものの1つが、葛(くず)です。

葛きりや葛菓子以外にも、さまざまな食べ方がされています。

今回は、葛について書いていきます。

○葛について

見出し画像の花が、葛の花です。

まずは葛の花の根を地面から掘り出します。葛を扱う会社によっては、葛の根を掘りあてる達人がおられるとか。

葛の根には、でんぷんが多く含まれています。

その根を繊維状にして水と混ぜ、根の中に含まれているでんぷんを取り出し、乾燥させ、粉状にしたものが、葛粉と呼ばれるものです。

葛粉から葛菓子や食べ物に使っていきます。

ここからは、葛を使った食べ物について、書いていきます。

1.葛きり

八十吉さんくずきり

(写真撮影:おれいさん)

葛菓子の代表のうちの1つが、葛きり。

麺のように細くのばしたものを、黒蜜につけていただきます。

写真のものは、吉野山の八十吉(やそきち)さんで食べることができます。

2.葛もち

芳魂庵さん葛餅

(写真撮影:おれいさん)

こちらもよくある葛菓子、葛もち。

モチモチとした食感がおいしいですよね。

写真のものは、吉野山の芳魂庵(ほうこんあん)さんで、抹茶とともにいただきました。レトロな感じのお店です。


また、天極堂さん(県内各地に店舗があります)では、葛もちの手作りキットを販売しており、おうちでも手軽に作ることができます。

おれいさんも、実際に作ってみました。

このような袋の中に、セット一式が入っています。

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説明書

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鍋に入れて溶かしたものを、シャーレに入れて冷やします。

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完成した葛もち

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本当に簡単で、1個5分程度で完成しました。

3.葛うどん

普通のうどん生地に、葛を練り込んだものです。

普通のうどんより、麺がもちもちしていました。

4.葛アイス

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(撮影:おれいさん)

普通のアイスは、口の中に入れると水のようになって溶けますが、この葛アイスは、とろっとした感じがしました。

暑い日に食べても、普通のアイスより溶けるのが遅くて驚きました。

5.葛パフェ(極パフェ)

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(撮影:おれいさん)

こちら、天極堂さんで提供されているメニューです。

ソフトクリームの中にも、ロールケーキの中にも葛が入っている、まさに、葛をふんだんに使ったパフェです。

○まとめ

葛についての知識と、葛を使った食べ物を紹介しました。

モチモチの食感がたまらない、葛を使ったものを食べてみませんか?

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