コーヒーのウォッシュドとナチュラルの違いって何？
コーヒー豆を買う時にラベルに書いてある「Washed(ウォッシュド)」と「Natural(ナチュラル)」が何か、ご存知ですか？
これは、コーヒーの実から取り出した豆を乾かす時の精製方法の種類のことです。
わかりやすく解説していきますね。
コーヒー豆の精製とは
コーヒー豆は、コーヒーチェリーと言われる赤い果実の中にある種子の部分です。
コーヒーチェリーのままではコーヒーにはならないし、種を取り出しただけですぐに美味しいコーヒーができるわけでもありません。
種を取り出し、乾燥させて「精製」するんですが、その精製方法の違いによってコーヒーの品質や味が左右される、大事なステップです。
Washed(ウォッシュド)
「ウォッシュド」、または「ウォッシュト」と言います。
果肉を機械で取り除いた後に、水に漬け込んでから洗浄し、天日干しします。
多量の水を使うので、水資源が豊富なエリアで行われます。
果肉部分やその周辺にくっついている粘液質（ミューシレージ）などがしっかり取り除かれるので、
苦味や雑味が少ないクリアなフレーバーに仕上がりやすい精製方法です。
Natural(ナチュラル)
古くからの伝統的な製法です。
収穫した果実を広げて天日干しにし、水を使わない精製方法です。
気候や湿度によってカビの発生や腐敗につながる可能性があるため、たびたびひっくり返したりかき混ぜたりしなければならず、繊細で手のかかる方法です。
雑味が出る可能性もある一方で、果肉部分や甘さを含む部分も合わせて乾燥させるので果実味や甘さ、多様かつ複雑なフレーバーも出てきやすい精製方法です。
その他の精製方法
他にもパルプドナチュラル、ハニープロセス、などいくつかの精製方法があります。
最近はそこに＋αで発酵させるプロセスや乾燥のさせ方も工程を変えたものなどさらに独特なフレーバーや印象を引き出すものが増えてきています！
コーヒーは本当に奥深いですね…。
星降り珈琲ではウォッシュド、ナチュラルどちらも取り扱っています。
商品名にも書いてあるので、見つけたら「そういうことかー、ふむふむ」と思って楽しんでくださいね。
変わった精製方法のものもまた、紹介しますのでどうぞお楽しみに！
それではまた。
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