若者の○○離れ、ではなく、若者離れ。
2016年発行の書籍ですが、本書の考え方は今も十分に通用すると感じます。
第1章を執筆している電通・吉田将英さんは次のように記します。
「社会の若者離れ」というのは、痛いところを突く言葉だと思いました。
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そんな感じで本書を読んでいると、タイミング良く(というべきか)、柴那典さんのブログがヒットしました。
マクドナルドのCMで、アジア全域では韓国のNewJeansが起用されているにも関わらず、日本では「温故」的なところにとどまっているというのです。
ちなみにマクドナルド絡みのCMでいうと、今年初めにはPUFFYを起用したクリエイティブも物議を醸しました。「平成バーガー大復活」というのも、同じ流れのように感じます。
批評家をはじめ、多くの方が本件について健全に憂いている中で、以下のツイートのような声もあがります。確かに商業的な結果だけみれば、ツイート投稿者がいうように「平成焼き直し」の方が良いのでしょう。
だけど、もちろん答えは分からないけれど、柴さんが言うように「それで良いのか?」という気分にはなります。
まあ厳密にいえば、『若者離れ』という本と、マクドナルドの新CMは重なるところが少ないかもしれません。でも、僕には何か似たような「におい」を感じてしまいます。
社会の若者離れと、日本が相対的に貧しくなっている現実。
論理はかなり飛躍していますが、この両者はどこか共振しながら、相互に負の影響を与え合っているように感じます。やや悲観的な見方でしょうか。
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