雑記: 正義は独りよがり？ネット社会のリスク
正義とか正しさは中毒や依存性が高く
前提条件がないと一方通行になり
独りよがりで
他人を傷つけているのが見えてない
仮面ライダーのコスチュームを着て
町を破壊するようなもんだよ
感情論だと前提条件の提示ができないし
抽象的な文言ではぐらかし
歩み寄りもできない
そもそも
個人の理想(価値観)を押しつけているのが
分かってないんだよなぁ
視野が狭いのに、どこが知性なんだよ
2025.01.16 ももまろうめこ
USスチールの買収に意欲を示している、
アメリカの鉄鋼大手「クリーブランド・クリフス」のCEOは「日本が中国に過剰生産の方法を教えた」などと日本を批判した。
それに関してネットは賑わい、
CEOを擁護する正義と日本への愛国心の正義が
日夜、闘い続けていた。
『正義vs別の正義』の構図で
悪とされる側にも言い分や正当性、不当だと思う部分があるのが分かる。
そりゃ、日本をボロカスに言われてアメリカファーストと頭ごなしに会見されたら日本人から反感を買うわ。
クリーブランド・クリフス ローレンコ・ゴンカルベスCEO
「中国は悪だ。最悪だ。だが日本はもっとひどい。日本は中国にダンピング（＝不当廉売）や過剰生産の方法を教えた」
よく言われているのが、被害者の立場は最強だということ。CEOが日本へ暴言を吐いたのも被害者意識が強い。
これで思うのが、例えば、
遅刻を繰り返し、仕事は覚えない。
社則も違反した社員を上司が叱ると
「パワハラ」だと上司がコンプライアンス室へ呼ばれて悪の立場へ立たされる。
正義はときに攻撃であり、暴力。
企業買収とは全く話題は変わり、
正義にしろ、別の正義にせよ、
一面ではなく物事は多面体で双方の話を聞かないと簡単にジャッジは下せない。
正義は相対的だと言い切っていいように思う。
「正義」という言葉そのものが、悪意を隠すための偽装に使われることさえあり、だからこそ、正義が本当に普遍的な倫理や法律に基づいているのかを慎重に考える必要があって、
他人が短絡的に同情したり加担しないのは、
これらが経験則や見聞から身についているからだと考えている。
正義が相対的であると認識しつつも、最低限守られる基準や、被害者の声に寄り添う視点を持つことは大切だと思うが、真実かどうかが明らかでない段階で、「これが正しい」と前提を決めつけることはリスクがある。
特にネットでは感情が先走りやすく、偏った情報や誤解に基づいて議論が進みやすい。
2020年5月。恋愛リアリティー番組に出演していた女性プロレスラーが、番組内の言動を問題視したSNSユーザーからの激しい批難を受け、最終的に命を絶つという悲劇が起きた。
視聴者の「正義感」が暴走し、個人への過度な攻撃となった典型的な例。
事実が明らかになる前に結論を出すのは、フェアではない。
もとより、どちらの正義も事実に基づいていなければ、第三者のジャッジは独りよがりになる。
ネットは匿名性や即時性があるので、
冷静な議論よりも感情的な反応が目立つ。
結果的に攻撃的なコメントや憶測が飛び交い、当事者にとってさらに負担が大きくなるという悪循環が生じる場合もあるよね。
報道を聞いても冷静さと慎重さが重要だと考えるのだが、過去のネット民の在り方を見るにつけ、
真実が明らかになるまで噂を拡散しすぎで、
他人の価値観や感情を尊重せず、自分の意見を押し付けている感じ。
報道を鵜呑みにせず、複数の情報源を確認する姿勢がないなぁなどアラが見えてしまう。
ネット上では事実が見えない中で感情的な、
「正義」を振りかざすのが、結果的に誰かを傷つけることに繋がり、ここを意識しないといけないな、
ネットでの健全な議論のために必要だよなぁと、
自分を棚上げしながら思ってしまう。
結局のところ「正義」とは絶対的なものではなく、時に攻撃や暴力に変わり得る。それを忘れずに冷静かつ多様な視点で判断することが、今の時代に必要な姿勢じゃないかね。