完璧主義とクイズの答えは手放そう

ストレスの多い人って、たいていは自分のなかでストレスを作りだしている。

うちの夫と娘がそう。完璧主義。ぜんぶ自分でやらないと気がすまないのよ。しかもそこまで誰も望んでないよ、ってほど気をくばりまくる。

時間と手間をかけすぎて、前日に疲れと緊張がマックスになりイライラして爆発。自滅しているだけだけど、周りの者も迷惑をこうむる。

考えかたも「これは良い、悪い」どっちかしかない。「あの人は悪い人！」すぐにどっちかに決めたがる。「あいまい」が嫌いみたい。

クイズ番組の答えが知りたくなるかどうかで、ストレス耐性がわかるらしい。「あいまい」「わからないまま」が嫌いなひとはストレスに弱い。

「答えはCMのあと」ってもったいをつけられると、「どうでもいいわ」って私はチャンネルをかえる。
「なんでー？」と夫はおこる。「えっ、知りたかった？」と驚くと、「興味はないけど知りたい」と言う。わからないときもち悪いから。

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体調がくずれ、病気になるのも原因は思考から。

「こうしなくてはいけない」「普通はこうだから」は自分をしばり、ストレスをつくる原因。

頭のなかぜんぶが「私がやらなきゃー」ってなったときは、「止まれ」のサイン。いったん休もう。漢方の先生がおっしゃってました。

夫の母も「やらなくてはいけない」に支配されている人。人に頼るのは「だめなこと」と思っている。でもそれは自分が決めたこと。誰も見ていないし、文句もいわれない。

入院中でなにもできなくなった今は「何もやらなくてもなんとかなるもんだ」って思っているでしょうね。

でも最初は看護師さんにも遠慮して、何も頼めなかったみたいだけど、今はたくさん助けてもらっている。これを機に、自分のしばりが解ければいいけれど。

まじめでがんばり屋な人は息を抜くのが下手。
だけどできないとき、動けないときは誰かが代わりにやってくれるのだから、頼ればいいのよ。悪いことじゃない。

完璧主義も早めに手放したほうが、自分のため人のため。のんびりとゆったり生きる。それが一番。