落ち込んだときはお豆さんを食べて【薬膳】
5月20日からは、二十四節気の「小満」です。
太陽エネルギーが最大になる「夏至」の少し手前。草木の成長も勢いを増し満ちてゆきます。
夏至はちょうど1ヶ月後の6月21日。
人も夏至にむけて身体の調整をしましょうねという時期。
梅雨の湿度や夏の暑さに耐えらる身体をつくっていきたいものです。
**
気候がいいので活動的になるのだけど、あまり予定を詰めこまないで。3月、4月の疲れが出てくる5月は、自分の好きなことをしてゆったりと過ごす日も意識してとりましょう。
▫️夜寝つけない
▫️朝起きた時にだるい
▫️胃腸の調子が悪い
▫️汗をかきやすい
▫️気力が出ない、疲れやすい
▫️手足に力が入らない
▫️気が滅入る、ちょっとしたことで落ち込む
こんな症状のある人は、気が不足しているお疲れサインです。
梅雨で湿度が増してくると胃の働きも鈍くなります。胃は湿が苦手なのでね。
胃が弱ると体のエネルギーである「気」が作られなくなり疲れやすくなります。気力もなくなる。
そして、
胃をやられるとマイナス思考しかわいてこなくなるので、一人暮らしの娘にも
「落ち込まないでお豆を食べて」
とアドバイスしています。
スーパーでも売っている蒸し大豆、蒸し黒豆、蒸し小豆をポリポリつまんだり。
玉ねぎやベーコンを炒めて、蒸し大豆とトマト水煮缶をぶちこんだり。(雑な伝え方)
**
🔸豆類はどれも心身の疲れにより不足した「気」を補いながら元気を回復させます。
体の余分な水分を排出するので、重だるさやむくみ、めまいを改善。
黒豆茶や小豆茶などお茶でもとれますよ。
🔸えんどう豆、スナップエンドウ、さやいんげん、そら豆も同じく。胃腸を整えて疲労回復。不要な水を出し、蒸し暑さからの重だるさも改善します。
日本ではあまり売られていない緑豆もお豆界隈ではスーパースター。緑豆もやしでも同じ効果が得られます。
「雨が降ると前後3日間は緑豆もやしを食べて」と娘には言ってます。
毎日摂りたいお豆さまさまなのです。
**
「心身一如」(しんしんいちにょ)といい中医学では、体と心は一つであり互いに影響し合うと考えます。
忙しいと、体の不調には気づいても心の疲れには目をつぶってしまいがち。
この季節に働きが低下しやすい胃腸をケアしながら心もいたわりましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。