著…太宰治 絵…今井キラ『待つ』
淡い色彩と可憐なイラストが織り成す情景が太宰治の世界観と相まって、乙女心をくすぐる短編小説。
※注意
以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
主人公は、誰かを待ち続ける若い女性。
彼女にも、自分が誰を待っているのか分かりません。
相手は人間ではないかもしれません。
人間はこわいから。
家から外に出てみても、やっぱり世界のどこにも自分の居場所がない気がして、彼女は待ち続けます。
誰かが現れるのを。
まるで、見えない星に手を伸ばそうとするような、不思議なお話ですよね。
ふいに読み返したくなります。
〈こういう方におすすめ〉
まだ見ぬ運命の「誰か」との出会いを待ち続けている方。
〈読書所要時間の目安〉
30分くらい。
いいなと思ったら応援しよう!
いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖