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著…土屋健 監修…群馬県立自然史博物館『リアルサイズ古生物図鑑 新生代編』

 こんばんは。

 以前ご紹介した、遊び心いっぱいの『リアルサイズ古生物図鑑』シリーズの続きをご紹介します。

 ※前回のリンクはこちらです。

 今回は新生代編。

 これがシリーズ最終巻です。

 哺乳類が活躍する時代に突入したので、もうさすがにこれまでのようなインパクトは無いかもと思いきや…、新生代の生き物もやっぱり物凄い存在感!

 中には、現代の生き物と混じっても、あまり違和感のない生き物もいます。

 現代の生き物とはどこかが違うのですが、どこかが似ている。

 感覚的には、血の繋がりのある遠い親戚という感じでしょうか。

 しかし、たとえば「シモエドサウルス・レモイネイ」は何とも形容し難いフォルム。
 自宅にいたら「何この生き物! ワニ? 恐竜?」と困惑すること間違いなし。

 「ティタノボア・セレジョネンシス」がスクランブル交差点を横断していく姿にもびっくり。
 なんと全長13メートル…。
 こんな生き物がいてもスクランブルせずに平常心で通行を続ける歩行者たちにも驚かされます。
 この歩行者たちは生態系の圧倒的強者なのでしょうか?

 ちなみにこの本の表紙に写っている生き物は「イカディプテス・サラシ」という名前で、クチバシの長さは23cmに達し、体高は約150cm。
 ここまで大きいと、「ペンギンみたいで可愛い♡」というよりは、もはや番犬ならぬ番イカディプテス・サラシ。

 「デイノテリウム・ギガンテウム」の下顎にも注目したいです。
 なぜか下顎からキバが生えているのですから!
 しかもキバは外側ではなく内側に向かって生えています。
 なぜこういう姿になったのかはまだ解明されていないそう。
 体勢によっては自分のキバで自分を刺しそうで心配になります。

 もしかしたら、やがては我々人間も未来の生き物から「えー! 2022年頃の人間ってこんな姿をしていたの!?」などと驚かれる日が来るのかもしれませんね。

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