著…荒木経惟『いい顔してる人 生き方は顔に出る!』
顔には全てが表れる。
ということが書かれた本。
この本のポイントは、著者の言う「いい顔」はいわゆる「整った顔」ではないということだ、とわたしは思います。
単に顔立ちが綺麗なだけの顔には翳りがない。
色香がない。
深みがない。
味がない。
歴史がない。
「生きている」という感じ、言うなれば動物性が滲み出てこない。
きっと著者はこの本でそういうことを言いたいのではないでしょうか?
また、わたしは、
という言葉も好きです。
顔は服で覆えません。
顔はいつだって裸。
だからこそ、顔にはこれまでの生き様が全て表出する…。
そう考えるとゾクッときますね。
理屈じゃないエネルギー。
わたしも「いい顔してる人」になりたいです。
では、いかにしてなるか?
それについて著者はこう述べています。
と。
「血の流れている愛」
「情が通う」
「通い合っている喜び」
…それって一見簡単そうに見えるけれど、実はとても難しいことですよね。
自分ひとりが頑張ればどうなるというものではありません。
必ず他者が必要。
きっと、誰かに愛してもらうためには、自分も誰かを心の底から愛さなければならないのでしょうね。
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