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監修…ルース・キャンベル、黒川由紀子 編集…慶成会老年学研究所『いちばん未来のアイデアブック フツーの高齢者のみなさんが考えました』
高齢者たちが「こんなの欲しいな」と考えたアイデアが沢山載っている本。
カラダのアイデア1
「自分の健康状態を知らせてくれるベッド」
これ、わたしも欲しいです!
朝、目が覚めたらベッドの上で計測すればアラ不思議。
「体温〇〇℃、血圧〇〇/〇〇、脈拍〇〇、SPO2 〇〇%。良好です」といった風に教えてくれる優れものベッド!
ついでにHPとMPとLPも測って欲しい。
そして職場に「すみません、今日はパラメータ異常〝過労〟ってデータが出たので休みます」と電話したいです。
人づきあいのアイデア06
「話しかけると答えてくれるテレビ」
これも欲しい〜!
適当に相槌を打ってくれるだけでも良いからリアクション機能が欲しいなぁ。
テレビじゃなくても、たとえば動画の生配信を観ているとみんなでコメントを書き合うから一緒にワイワイ観ている気分を味わえるけれど、ハッと振り向くと結局は自分一人。
咳をしても一人。
くしゃみをしても一人。
どうせ一人なら、テレビやパソコンそのものにAIによるお喋り機能を搭載して欲しいです。
街のアイデア10
「複数のメンバーで観るとき、聴力に応じた音が出るテレビ」
これも欲しい!
これがあれば世代や障がいの有無といった個人差を超えて、みんなで一緒にテレビを楽しめそうです。
…と、この本は色々なアイデアを楽しく、時に切なく書いた本です。
読んでいると、高齢者が望んでいることは高齢者以外の人も望んでいることと大して変わらないということに気づかされました。
単なる面白本ではなく、老若男女等を問わないユニバーサルデザインについて考えさせられる一冊です。
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