著…野口聡一『スィート・スィート・ホーム』
●宇宙飛行士候補者になるまでの道のり
●選抜試験や面接
●訓練のスケジュール
●無重力空間での感覚
●船外活動の仕事内容
●クルーとの人間関係
●宇宙飛行士をサポートするスタッフ
といったことが書かれている本。
どれも物凄いことなのに、淡々と書かれているので読みやすいです。
特にこの本の前半部分を読んでいると、まるで自分も浮遊しているかのような、平衡感覚が無くなるかのような、そういう不思議な気分になります。
地球にいながらにして、宇宙の神秘をほんのちょっぴりシェアしてもらったような感じ。
例えば、宇宙で起きるという「血が頭に上る」「肩こりがなくなる」「首を下に向けるのに力が必要」といった現象を、もしわたしもいつか宇宙へ行けたら実際に体感してみたいです。
故郷である地球を離れるのは怖いけれど…。
また、わたしがこの本の中で特に好きなのは、能に言及しているところ。
能が好きだという野口さんは、こう書いています。
宇宙の船外活動と能には共通する部分があるかもしれない、と。
無駄なものが削ぎ落とされた感覚があるから。
また、
と野口さんは書いています。
ゾクッとしますよね。
魂は時空をも超えるのだろうか…? と。
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