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著…梅田悟司『捨て猫に拾われた男 猫背の背中に教えられた生き方のヒント』

 猫と暮らす生活の素晴らしさが綴られたエッセイ。

 まず、著者が猫の大吉くんと出会った時に、大吉くんから「一緒に暮らしてやってもいいぞ」と言われた気がして、心の中で「ありがたき幸せ」と返事をした…というエピソードが素敵。

 飼う前からメロメロですね!

 著者は大吉くんとよくおもちゃで遊び、キャットタワーを設置し、家を空ける時は自動餌やり器や自動給水器をセットし、異変が起きていないかウェブカメラでチェックし、外出先でも大吉くんと似たものを見かけると気になってしまうし、喉をゴロゴロ鳴らす音にたまらなく癒され、大吉くんからつけられた傷さえも「コミニュケーションをとった証拠」でありご褒美に近いのだそう。

 デレデレっぷりに心が温まります!

 著者が猫を救い、猫が著者を救う。

 なんて素敵な関係性。

 わたしも愛猫の存命中はメロメロでデレデレだったので、共感しながら読めました。

 また、著者が大吉くんを洗濯ネットの中に入れて病院に連れていったエピソードを読み、わたしは「うちの猫もそうしてあげれば良かった!」と反省しました。

 わたしの場合はかつて愛猫を猫用のキャリーケースに入れて動物病院に連れて行ったのですが、洗濯ネットなら猫が息苦しくないし、周りの様子も見えやすいので少しでも通院のストレスを減らせたかも…?

 いつかまた猫を飼う機会に恵まれたら著者のアイディアを参考にしようと思います。

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