著…菅原道仁『そのお金のムダづかい、やめられます』

　無駄遣いをする時、人間の脳の中ではどんなことが起きているのか？　について考察している本。

そのお金のムダづかい、やめられます

　物や体験を売る側が消費者にどんな手法で「お金を使わせよう」としてくるかということも説明してくれるので、いかに自分がまんまと引っかかっているかが分かります。

　脳は、

　●「他の人が買っているから」と周りに流される

　●「買うことが正しい」かのように思い込む

　●一時の高揚感や快感に惑わされがち

　なのだそう。

　また、

　「〝脳の高揚感〟にとらわれていると感じたら、できれば3日、最低でも15分、時間をおく。それでも欲しければ買う」

（単行本版P46から引用）

　というポイントや、

　実際に商品に触れてしまうとその商品に愛着が芽生えてしまうため、

　〝買う気のない商品は、見ない！触れない！試さない！〟

（単行本版 P161から引用）

　というポイントを、わたしも買う予定の無かった物をつい買い物カゴに入れてしまう前に思い出したいです。