著…シェリー・アーゴフ 訳…高橋朋子『Love Bitch!』
こんばんは。
「今まで常に相手の男性が望む通りに行動して尽くしたのに、なぜかみんな浮気したりわたしを振るの!」…という女性におすすめの本をご紹介します。
なお、過激なタイトルですが下ネタ系のハウツー本ではありません。
恋愛本です。
この本が異性間の恋愛をテーマにしているので、それに則って以下の文を書きますが、性別に関係なく、自己肯定感を上げるヒントを探している方におすすめです。
この本には以下のようなことが書かれています。
付き合って間もないうちからあれこれ世話を焼きすぎるのはいけない。
自分の都合を無理して変えてまで相手の都合に合わせてはいけない。
あなたが全て、という気持ちを言葉に出してもいけない。
相手の男性が以下のように調子に乗るから。
「付き合い始めたばかりでお互いをほとんど知らないのに、彼女はこんなにも世話焼きだ。相手が僕だからというわけではなく、誰にでもこうなのかもしれない」
=「彼女は、そこまで頑張らないと自分は愛されない、と思っているのだろう」
=「彼女は自信がなく、自分を大切にできない女性」
=「自信が無いのは彼女に魅力が欠けているからだろう」
=「彼女はどこにでもいる女性。替えのきく存在」
=「僕と彼女は対等な関係ではない」
=「僕が彼女を軽んじても、彼女は僕を責めない。僕が彼女を捨てない限り、僕がどんなことをしたとしても、どこまでもついてくるだろう」
…などと男性は考えて調子に乗るのです。
女性が男性に合わせ過ぎることで、まるで子どもが「どこまでやったらお母さんが怒るか?」を試しているかのように、どんどん男性はエスカレート。
それが当たり前になってしまい、女性はどんどん傷ついていきます。
逆に、男性はビッチな女性(ビッチという言葉は良い言葉ではありませんが、この本では「自立心のある誇り高い女性」という意味で使われています)のことを大事にします。
ビッチな女性は自分の嫌なことはハッキリ「嫌だ」と言います。
また、彼女は好みではない男性と付き合いません。
彼氏がいないと恥ずかしい…とか、独身だと世間体が…なんてことを気にしたりはしません。
彼女は男性と付き合い始めても、「あなたが全て」なんて態度を取りません。
彼女は彼がいなくても生きていけるからです。
彼女は彼に「いつも一緒にいて! 休日も一緒に出かけて!」なんて言ったりはしません。
「わたしはわたしの好きなように過ごすから、あなたもそうすればいい。2人とも会いたくなったら会えばいいわ」という態度をとります。
彼女が自分をたった1人しかいない大切な人間だと思っているのと同様に、彼女は彼のことも1人の人間として尊重しているからです。
彼女は彼のものではないし、彼も彼女のものではない。
ビッチな女性は付き合っている男性と、人間対人間の付き合い方ができるのです。
例えば、尽くしすぎる女性が彼に浮気をされた場合。
尽くしすぎる女性は「それでもわたしはあなたが好きよ」と許してしまいます。
そしてまた浮気され、その度に許すでしょう…。
全く対等とは呼べない関係に傷つきながら…。
逆に、ビッチな女性が彼に浮気をされた場合。
彼女は「あら、あなたはわたしよりその人の方が好きなのね。わかったわ」と彼の意思を尊重し、特に彼を責めることはしません。
そして二度と彼の電話に出ません。
会いません。
よりを戻しません。
彼女を大切にしてくれる男性は世の中にたくさんいるので、彼女は自分を軽んじる男性に留まる必要がないのです。
一方、彼は「得がたい女性を失った!」と焦ります。
…と、わたしの解釈も入れながら多少大げさに書いてしまいましたが、この本には以上のようなことが書いてありますので、「尽くしすぎる女性」に該当する方に是非読んでいただきたいです。
自分で自分を大切にするために。