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kazumaogiso
著…小川未明 絵…げみ『月夜とめがね』
あたたかなランプの灯り。
おばあさんの優しい人柄。
それらに惹かれて月夜の晩に訪ねてきた不思議なお客人たちと、おばあさんの交流を描いた小説です。
誰ひとりとして悪い人が出てこないので、心が弱っている時にふと読みたくなる本です。
おばあさんのこれまでの人生といった細かい説明を敢えて省くスタイルも、読み手の「想像する楽しみ」を広げてくれて好き。
なんて素敵な余白。
また、幻想的でありながらもぬくもりのあるオレンジ調のイラストが、この小説の雰囲気にぴったり。
読み手の心にもやわらかな光を灯してくれる感じがして、読んでいるとホッとします。
もしも人間みんながこのおばあさんのような人であったなら、きっと世界はすぐ平和になるのでしょうね。
〈こういう方におすすめ〉
心が疲れてしまっていて、癒しが欲しい方。
〈読書所要時間の目安〉
20分〜30分くらい。
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