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著…小和田哲男『戦国大名と読書』

 戦国大名たちはリーダーとしての資質を磨き上げていく上で、どのような書物を読んでいたのか?について探る本。

 『武経七書』『五経』『平家物語』『太平記』『源平盛衰記』『源氏物語』『伊勢物語』『古今集』『万葉集』といった、様々な書物が読み込まれていたことに驚かされます。

 わたしは「武将の愛読書=兵法書」という勝手なイメージを抱いてきたのですが、多くの武将たちが『源氏物語』や『伊勢物語』にも親しんでおり、特に伊達政宗公はただ愛読するだけでなく書写までしていたそうです。

 もしかしたらロマンチストだったのかもしれませんね。

 それにしても、当時の人々はどうやって書物を蒐集していたのでしょうか?

 当時は書店も無いし、amazonも無いのに…。

 現代のように印刷が出来ないので、誰かが書写する手間暇がかかり、きっと大量生産は難しかっただろうと思います。

 だからこそ、手元にやってきた貴重な書物を大事に熟読したのかもしれませんね。

 想像すればするほど興味深いです。

 もしわたしの人生がSFチックな展開になり、戦国武将と会う機会に恵まれたら、お互いの愛読書について語り合ってみたいです。

 島津義弘公とお会い出来たら猫がもっふもふな写真集をおすすめしたいなあ、なんてつい妄想してしまいます。

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