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著…矢野香『大人の伝え方ノート』

 些細な表現の違いによって好感度が上がったり下がったりするということに気づかせてくれる本。

 気にし過ぎな記述も散見されますが、わたしには勉強になりました。

 ⭐️Kindle版

 ⭐️単行本版


 たとえば「コーヒーがいいです」と「コーヒーでいいです」。

 言われた側はどんな印象を持つでしょうか?

 前者は積極的な感じがするけれど、後者は消極的な印象がありませんか?

 たった1文字の違いなのに、その差は歴然ですね。

 また、「すみません」を言い過ぎると、いつも謝ってばかりで頼りない印象を与えてしまうという記述にも共感出来ました。

 つい、まるで挨拶のように「すみません」と言ってしまいがちですが、それを言われ続ける人からすれば、居心地が悪いでしょうね。

 わたしも「すみません」を連発しがちなので気をつけます。

 また、特にP114〜117に書かれている内容も勉強になりました。

 ここには、いきなり「私の意見ですが」等と話し始めるのではなく、「〇〇というお考えなのですね。私の意見もご提案させていただいていいですか」とクッションを入れるテクニックが書かれています。

 要約することによって「あなたの話をちゃんと聞きましたよ」というサインを出すことが出来ますし、許可をとってから自分の意見を述べることで丁寧な人という印象を与えることも出来そう。


 〈こういう方におすすめ〉
 コミニュケーションのコツを知りたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 2時間くらい。

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