著…鉄人編集部『最新 悪の手口70 ★防犯のための知識としてお読みください★ 裏モノJAPAN』
決して気分の良い内容ではありませんが、防犯の知識を得るべく読んでみました。
●「お宅の庭にタオルが飛んじゃったんで取ってもらえますか?」と近づいて来て、その家の人が庭に回った隙に、家の中へ侵入して現金を盗んで行く
●小学生がランドセルを置いて公園などで遊んでいると、ランドセルを盗んでリサイクルショップに売り飛ばす
●愛犬と散歩中の飼い主に「可愛いワンちゃんですね」とペットモデルのスカウトを装って声をかけ、モデル登録料などと称してお金を騙し取る
といった卑劣な手口が紹介されている本です。
よくまあ犯人はこんなことを思いつくなぁ! と呆れるやら腹立たしいやら!
そんなにあの手この手を尽くす能力があるなら、悪事なんて働かないでまっとうに働けば高収入が得られるかもしれないのに…と思うような手口ばかりです。
犯人たちには犯人たちなりの言い分があるのかもしれませんが、騙される側、盗まれる側、傷つけられる側の気持ちを想像すると辛いです。
なお、いくつかの手口はわたしも実際に目撃したことがあります。
例えば、
●車の助手席や後部座席にバッグを置いていたら、信号待ち中にドアを開けられてバッグを盗まれる
といったもの。
数年前のことですが、わたしが車で信号待ちをしている最中に、たまたまわたしの目の前にいた車がその被害に遭いました。
犯人は何食わぬ顔でその車に歩み寄って行き、助手席のドアを開けました。
流れるような動作だったので、わたしはてっきり「知り合いの方が車に乗り込むのかな? 待ち合わせしたのかもしれないけど、いつ信号が変わるか分からないのに、危ないなあ」と思ったのですが…。
犯人は、運転手が助手席にのせていたバッグをパッと盗み、走って逃げました。
警察に目撃情報を伝える時も、「たまたま目の前の車が狙われただけで、もしかしたら自分が被害者になっていたかもしれない…」と震えました。
皆さん、車に乗る際はドアロックをお忘れなく!