著…田中達也『おすしがふくをかいにきた』

　遊び心いっぱいの写真絵本。

　おすし、えんぴつ、ギョウザといった小っちゃなものたちが繰り広げる人間（？）模様が楽しいです。

　子どもだけではなく、大人にもおすすめ。

おすしが ふくを かいにきた (MOEのえほん)

　まず登場するキャラクターは、おすしのシャリ。

　シャリにとって、ネタはお洋服そのもの。

　今日はどのネタを着ようかな？

　やっぱりあれも試着しようかな？

　とシャリが服屋さんであれこれ選ぶ姿が可愛いです。

　マグロもサーモンもエビも、全部美味しそう！

　イクラやネギで作られたブレスレットらしきアクセサリーが服屋さんに陳列されているのも楽しい。

　この絵本に出てくる食べ物はどれも色鮮やかなので、思わず食欲をそそられちゃいます。

　また、えんぴつがカットに行ってヘアカラーをして色えんぴつに変身したり、ギョウザとシューマイがサウナに行って我慢くらべをしているうちに意気投合したりもします。

　自由な発想が素敵ですよね。

　本当にそう見えてきますもの。

　そして、キャラクターたちのそばにいる人形たちの様子にも是非注目して欲しいです。

　実は彼らも色んなドラマを展開していそうだから。

　〈こういう方におすすめ〉
　遊び心いっぱいの写真絵本をお探しの方。

　〈読書所要時間の目安〉
　１０分くらい。