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著…ギャル曽根『ギャル曽根の大食いHappy道 〜食べても食べても太らない〜』

 ギャル曽根さんのお母さんがいかにお子さんたちを愛して育ててきたかが伝わってくる本。


 この本には、お母さんについての話が頻繁に登場します。

 ギャル曽根さんのお父さんと離婚した後、頑張って働いて借金を返しながら子ども三人を学校へ行かせ、沢山ご飯を作ってくれて、躾もちゃんとしてくれて、とても褒め上手だった、と。

 なかでも、

 昔っから、お母さんの口グセは、
 「お父さんにツラい思いをさせられた、って思うんじゃなくて、あんたたち三人をもらったって思えばいーんや」
 それを聞くたびに、愛されていることが実感できて、すごく嬉しくて。
 離婚のことや借金のことですごく苦労したはずなのに、お父さんの悪口も一切、言わなかった。

(著…ギャル曽根『ギャル曽根の大食いHappy道 〜食べても食べても太らない〜』P117から引用)



 というくだりに、読んでいてハッとさせられました。

 子どもにとっては、お父さんもお母さんも親。

 だから、もしもどちらかがもう一方のことを悪く言ったら、子どもは深く傷つきます。

 子どもの頃に身近にいる人から愛情を注いでもらえたか否かということは、心身に大きな影響を与えます。

 さて、ギャル曽根さんのお母さんは、「自分は母親に愛されている」と子どもがはっきりと確信できるくらい、惜しみない愛を与えてくれたようです。

 …ギャル曽根さんが沢山ご飯を食べられるのは、胃が極限まで膨張する(なお、この本には空腹時と食後の胃のレントゲン写真が載っています)特異な体質のせいらしいのですが。

 ただ単に沢山食べられるだけではなく、美味しく食べることが出来ます。

 それはまさに、お母さんの愛のおかげなのかもしれませんね。



 〈こういう方におすすめ〉
 親の愛に飢えている方。

 〈読書所要時間の目安〉
 1時間くらい。

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