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著…阿佐ヶ谷姉妹『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』

 こんばんは。

 ほわ〜んとリラックスしたい方におすすめのエッセイをご紹介します。

 阿佐ヶ谷姉妹のお二人の気取らない人柄が伝わってきて、心が和みます。

 この本には、お二人が同じアパートの6畳1間の部屋で同居していた頃から、そのお隣の部屋に江里子さんがほぼゼロ距離のお引越しをするまでの流れ、そしてお二人と阿佐ヶ谷の方たちとの交流が、穏やか且つユーモラスな文体で綴られています。

 お二人の様子をテレビで見た時も、お二人のラジオを聴いた時も、とても癒されるので、きっと本もそうなるだろうと思って読んだら、やはり癒し効果が絶大!

 たとえば、お互いの寝ている姿を見て、

「はっ! コタツの下のみほさんの足の指が動いています。寝ている時にこのように指が動くのは夢でも見ているのでしょうか。病気とかではないですよね」
(単行本版 P13から引用)

 と江里子さんがハラハラしながら美穂さんを心配した別の日には、

「熱帯夜、暑さで目を覚ますと、姉が首まですっぽりと布団に入り熟睡しています。さながら柩に入ったミイラのよう」
(単行本版 P51から引用)

 と美穂さんの方は冷静に江里子さんを観察しているのも面白いです。

 お二人の関係性って絶妙なバランスですよね。

 また、江里子さんと美穂さんのリレー形式のエッセイのページ右下に、お二人の似顔絵イラストと共に「エリコです」「ミホです」と自己紹介がちょこんと書かれているのも可愛い。

 もしも今後またエッセイを出版する予定がありましたら、せっかくなので今度はお二人の似顔絵のパラパラ漫画も見てみたいです。

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