著…荒田起久子『エストニアのかわいい刺しゅうと民族衣装のはなし』
エストニアの5地域(ムフ島、リフラ、セト地方、ムルギ地方、キヒヌ島)の民族衣装の魅力と歴史についてまとめた本。
まるで、自分も著者と一緒にエストニアを旅しながら、現地の方たちと「素敵な衣装ですね」と仲良くお話しているような気分で読めます。
どの民族衣装も色鮮やか!
青い空と緑萌ゆる草原によく映えます。
時代によって色合いや素材やスタイルが少しずつ移り変わっていくのも興味深いです。
地域によって民族衣装の特徴は異なりますが、服だけでなく靴や小物に至るまで細やかな刺しゅうが施されているものもあって、思わずうっとり…。
手作りならではのぬくもりが伝わってきます。
特にセト地方の、赤と白を基本色とした民族衣装は、日本人にもさりげなく馴染めそうなデザイン。
思わず着てみたくなりました。
〈こういう方におすすめ〉
刺しゅうが好きな方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間〜1時間半くらい。
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