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著…松本幸夫『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』

 聴く人にワクワク感をもプレゼントするかのような、ジョブズのプレゼン。

 これは、その特徴をまとめた本。


 ⭐️Kindle版

 ⭐️単行本版


 この本の中で、著者は「スライドをただ説明するだけの悪しきプレゼン」の例も挙げています。

 こういうのはわたしも苦手です。

 プレゼンターが聴衆の存在を無視して原稿を棒読みするだけの独り言を聞かされているみたいなので…。

 では、スティーブ・ジョブズのプレゼンは?

 「悪しきプレゼン」とは真逆。

 人の心をグッと惹きつけます。

 なぜなら、スライドではなくプレゼンターが主役となるから。

 プレゼンターは、アイコンタクト、ジェスチャー、立ち位置移動、そして声のスピードや大小や間やテンポにメリハリをつけて、聴衆と巧みにコンタクトを取りながら話します。

 ●Keep It Simple,Short.

 ●1枚のスライドに1キーワード、1キービジュアル。

 といった単純明快さも相まって、聴き手はプレゼンターが何を言いたいのかすぐ把握出来ます。

 しかも、そのプレゼンからは「世界を変える」という自信や熱意までもが伝わってきます。

 スライドを消してからスピーチをするという技も駆使して、メッセージを強調することもあります。

 これでは惹き込まれない方が無理というもの。

 聴衆は夢中になって目と耳をフル稼働させます。

 優れたプレゼンターは、まるで優れたエンターテイナー。

 わたしも今後、プレゼンをする時は勿論、人と話す時もこのジョブズのプレゼン術を意識したいと思います。

 自分は「〇〇さんと会話してコミュニケーションが出来た」つもりでも、相手にとっては「〇〇さんの独り言を聞かされるだけの無駄な時間を浪費した」だけで終わってしまった、なんてことは避けたいですから…。




 〈こういう方におすすめ〉
 たとえば営業職や企画職で、プレゼン力を磨きたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 2時間半〜3時間くらい。

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